紋次郎気質

1972年、一世を風靡した中村敦夫演じる木枯し紋次郎。笹沢氏が生み出した紋次郎とを比較しながら、紋次郎の魅力に迫ります。

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紋次郎の影を追う「京都ロケ地 北嵯峨」

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 北嵯峨」

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 北嵯峨」
紋次郎のタイトルロール。
枝に掛けた振分け荷物を、取りに帰るシーンのロケ地がここではないか、という情報をいただきました。
情報を送っていただいたのは、おみつさんのご紹介でご縁ができたTOKIさん。

私も京都の北嵯峨らしい……というのは、聞いたことがあったのですが、あまりに漠然としていてポイントが絞れませんでした。

教えていただいたのは、広沢池近く、山裾の農道。今は舗装されていますが、当時は未舗装だったようです。山裾ですので当然直線ではなく蛇行しています。
右手は竹藪や雑木林が小高い山を形成し、左手は農地が広がっていてのどかな景色です。

お目当てのポイントはどこか?

あの映像では、左のカーブの手前で紋次郎は振分け荷物と合羽を木の枝に掛け、身支度をしています。
よく似た感じの所はいくつかありました。
あれから40年もの月日が流れています。しかし全く同じとは言えないでしょうが、風情が失われていなくて良かったと思います。

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 北嵯峨」

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 北嵯峨」
*何とか車が隠れるように、無理矢理のアングル。

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 北嵯峨」
*道の右側、山沿いの竹林。

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 北嵯峨」
*道の左側、一番右に見えるのが「見返りの木」?

あの荷物掛けの木……(私は「見返りの木」と呼びたいんですが)は、40年でどれだけ大きくなったのでしょう。あの木の種類は、なんだったのでしょう。
映像では落葉しており、枝ぶりしかわかりませんが、詳しい方ならおわかりかもしれません。
もしかしたら、撮影用にあの時だけ用意されたものかもしれません。

多分このあたりか、と思われる所を写真に収めたのですが、前方にずっと停めている車があって(車内にはドライバーさんが長時間休憩)どうしても映り込んでしまいました。
少なくても2時間以上はその場に停車されていましたので、残念。他にも何台か車が停車してあり、この後宇多天皇陵前は停車場になっているようです。

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 北嵯峨」
*もう少し先にもよく似た感じのところが……。

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 北嵯峨」
*後宇多天皇陵近くの山道。ここも良い雰囲気。

この先にも、よく似た場所がありましたが、カーブまでが遠かったようです。ただ撮影の加減で、(詳しくはわかりませんが)遠景でも近く、大きく映る場合もあるようです。

訪れた日は、じりじりと太陽が照りつけ、まるであの歌詞そのまま。
「雲は焼け 道は乾き
 陽はいつまでも 沈まない……」

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 北嵯峨」

40年前、紋次郎が振り返り、そして去っていった道……私は伝説的な映像が、ここで撮影されたと信じます。

「けれども どこかで おまえは待っていてくれる
 きっと おまえは 風の中で待っている」

ここでずっと立ちつくし、待っていたら、紋次郎があの振分け荷物を取りに帰ってくる……そんな錯覚を覚えました。
あの歌詞のおまえとは、「私」のことだったんだ……と妄想しながら(笑)、いつまでも去りがたい想いでした。

今度はぜひ、晩秋の頃に訪れたいと思っています。

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 北嵯峨」

*上記の写真はおまけ。実は私の近所の散歩コース。結構ロケ地と似ているので、お気に入りです。

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Re: 紋次郎の影を追う「京都ロケ地 北嵯峨」

おお、とうとうあの「振り分け荷物忘れ場所」行かれましたか。
昨年、おみつさんからお夕さんのブログを教えて頂き、あの場所が北嵯峨の農道だというのを読みました。
早速、ここで生まれ育ち、現在もここに居住している友人に連絡を取り、you tubeで映像を見てもらったのです。
すると、このような返事を頂きました。

『やはりそうですか。
実は今まで何も触れなかったのですが、「北嵯峨の風景そっくりやなあ」と思って見ていました。
広沢ノ池から、100mほど北西に上った場所です。
それと、竹薮のシーンがありますが、その竹薮も、北嵯峨だと思います。
荷物を掛けた木の場所の真ん前が、その竹薮だろうと思います。
衣掛けの場所は後宇多天皇陵から10m南のT字路です。
竹薮は広沢ノ池と後宇多天皇陵との中間地点です。 』

竹薮などはどこも同じようにも思えるのですが、紋次郎撮影以前から、この場所で竹薮に入ったり柿を取ったりして遊んできたこの男の直感を信じたいです。
撮影地点と思われる竹薮の入り口は、現在竹製の扉のある場所とのことです。
(しまった!お夕さんがここへ行かれる前に、この情報教えるべきだった!)

驚いたことに、舗装されてから私も何度か通ったことのある道でした。
ここで育った彼に言われなければ、全くわかりませんでした。
彼は翌日その場所で写真を撮って送ってくれました。
それはお夕さんの撮影された最初のポイントです。
Op映像を見ると、奥手に窪んだような箇所があるところからT字路手前であると推測され、おそらくここであろうと思われます。

「見返りの木」ですが、40年も経っているにしては細い気がしますし、OPの道幅はもう少し狭く思えるので、舗装工事の際に切り倒されたのかもしれません。

ここへ来られたのなら、広沢池の東側へは寄られなかったのですか?
「童唄」で紋次郎が、渡世人志願の男を一喝した場所。
また、広沢池から北嵯峨と愛宕山方面を望んだ風景が、「見返り峠」に一瞬だけカットインされますね。
あの映像があるところから見て、登場する神社は広沢池脇の神社か?と寄って見ましたが、それは別の場所だったようです。

そうそう。
先日のコメントで「『竜胆は夕映えに降った』の撮影地・大枝西長町は京都縦貫道建設が始まり、親分の立ち話をする小道は壊された」と書きましたが…。
先週行ってみたら、工事地点は私が聞いていたよりも麓で、あの道や賭場を作った柿林は大丈夫でした。
京都盆地を一望できる風情は少し損なわれてるかもしれませんが、春の日差しののどかさはまだ味わえると思います。
柿の葉の散った12月から3月までなら、紋次郎の映像の風景が堪能できます。
道が細いので、車はどこかに止めて行ったほうがよく、山側の石灯籠を目印にずっと上っていった場所です。

  • 20110911
  • TOKI ♦nhNJg39g
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Re: 紋次郎の影を追う「京都ロケ地 北嵯峨」

追伸

植物の専門家に、紋次郎の映像と、友人が送ってくれた「見返りの木」の画像を見てもらいました。
そしてたった今、返事をいただきました。

紋次郎はyou tubeを見てもらったので、
「不鮮明なので種類はわかりにくいですが、柿に似てるようです。現在有る木は枝ぶりも違うし、成長から考えてもこれは映像の木ではないと思います。」
とのことでした。

  • 20110911
  • TOKI ♦nhNJg39g
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Re: 紋次郎の影を追う「京都ロケ地 北嵯峨」

TOKIさま、コメントをいただきありがとうございます。

近くにいいお友達がいらっしゃるんですね。
力強い助っ人です。

竹藪は、7枚目の写真の道を奥に行くと、広がっていたように思います。

「見返りの木」は枝ぶりから私も柿の木ではないかと思います。この近くには柿の木が何本かありました。
しかしポイントの場所には柿ではなく、他の木々が茂っていました。柿が40年もたつと、かなりの大木になっているだろうなあと思いますので、おっしゃるとおり切られてしまったのでしょう。
この道は思ったより車がよく往来しますので、すれ違いができるぐらい道幅を広くする必要があったと思います。

広沢池の東岸……ああ、そうでした!行けばよかった……。
また秋が深まったら再訪したいと思います。

例の柿林は無事だったんですね。
ここもまた、行かねばなりません。
忙しくなりそうです(笑)。

  • 20110912
  • お夕 ♦wikz35BA
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  • 編集 ]
Re: 紋次郎の影を追う「京都ロケ地 北嵯峨」

お夕姐さんこんにちわ。こちらの記事に全く関係
ないことでごめんなさい・・・
最近、新紋次郎俳優選抜がよく書かれてますねぇ。
中村紋次郎にかなう俳優さんは難しいですねぇ。
おくにゃん的にはまず、
①身長が高い(最近の俳優さんは背の高い方が
多数おられますが・・・)
②三度笠の顎紐がピタリと決まる輪郭。並びに
すっきりとした面長。
③渡世人セリフのうまいこと(そんな若い人おるんかいっ!)
④紋次郎は演技力ではなく存在感と虚無感が全て
(これを表現するのは無理かも・・・もう持って
生まれたオーラしかないですわ。)
⑤楊枝をCGで誤魔化そうとしない気力!
⑥合羽の使い方を魅せることのできる人。
もっともっとありますがまずはこれぐらいかなぁ。
などと偉そうに思っておる次第です。(ハズカシイ・・)

  • 20110913
  • おくにゃん ♦-
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  • 編集 ]
Re: 紋次郎の影を追う「京都ロケ地 北嵯峨」

おくにゃんさま、コメントをいただきありがとうございます。

平成の紋次郎探しは、至難の業です。
まず三十過ぎで、あの大人の色気を出せる人物……というあたりで、ふるい落とされますね。

おくにゃんさんの選定基準は、当然クリアされないといけません。
⑤については、笑わせていただきました。

身体能力の高さ……ちょっとの動きで、息が乱れるようではいけません。

隠された知性……ここもポイント。

今のマスコミ界では無理ですが、素性がわからないようなミステリアスな部分もほしいです。

長身でもヒョロヒョロはダメ。でもムキムキもダメです。

顔のパーツでのポイントは目。「目は口ほどにものを言う」の通り、(もともと紋次郎は無口ですが)虚無的でありながら愁いがあり、凄みがあり……そんな表現ができる人。綺麗すぎる二重まぶたでパッチリと……はダメです。

口許は引き締まり、顎紐の下の顎から首筋の線が美しい人。

それから、それから……限りなく注文は続きます。
おくにゃんさん以上に偉そうにしておりますな。
(穴があったら入りたい)
でもよく考えたら、中村紋次郎さんを評している訳で……(苦笑)。

  • 20110913
  • お夕 ♦wikz35BA
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