紋次郎気質

1972年、一世を風靡した中村敦夫演じる木枯し紋次郎。笹沢氏が生み出した紋次郎とを比較しながら、紋次郎の魅力に迫ります。

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第23話「 笹子峠の月に映えた」(後編)

第23話「 笹子峠の月に映えた」(後編)

第23話「 笹子峠の月に映えた」(後編)

(原作「潮来の伊太郎」)(放映 1978.3.8)
テレビ版は、サンドイッチの具が違うと述べたが、この具材がなかなか豊富である(笑)。

紋次郎は、宿場にある小料理屋「お仲」を訪ねる。宿場の男たちが酒を飲みながら噂話をしている。紋次郎が、黒野田の佐兵衛親分の娘お仲を、崖から突き落とした……というのだ。
えらく話が変わっているし、悪意が込められている。誰がそんな噂を流しているのか。

紋次郎が夜の宿場で小料理屋に足を向け、部屋をとるというのも珍しい。さすがに酌女の姿は見えない。
部屋の壁には白い寒梅が飾られている。花に目を留める紋次郎は、お袖の言葉を思い出す。
「散り急いでしまった、可哀相な花のことを……」
勢五郎と積極的に接触を図る紋次郎である。しかし、手だては全く考えていない。

部屋で旅装を解いたところで、勢五郎の子分が部屋にやって来る。
「親分がぜひ一献差し上げたいと申しているので、よろしければおいでいただきとうござんす。」
丁寧な態度で若い子分が口上を述べるのだが、紋次郎は男の手が震えているのを見逃さなかった。ただの酒席への案内で、こんなに緊張するのはおかしい。これは何かある、と思いつつも紋次郎は付いて行く。

子分が持つ提灯の灯りで、紋次郎は竹林を進む。その間、竹林が風に揺れる映像が入る。
前シリーズ、新シリーズと今までに何回、この竹林が風に騒ぐシーンの放映があったのだろうか。紋次郎ファンであれば、竹林シーンは絶対はずせない。

「もう用は済んだんじゃねえんですかい。迎えが来たようですぜ。」
紋次郎が足を留めるのと同時に、バラバラと勢五郎の一家の者が出てくる。

「おまえと差し向かいで、熱いとこキューッと一杯やりたかったぜ。噂を聞くまではな。」
やはり勢五郎が出てきた。
勢五郎はお仲を殺したという噂を聞いて、怒り心頭である。お仲が死んだことで仇である勢五郎が怒るのも変な話ではある。
闇討ちされた佐兵衛の仇である勢五郎に、間違われて襲ってきたのをかわしただけだ、と答える紋次郎。
しかし、その答えを聞いた瞬間、勢五郎は抜刀する。
なるほど佐兵衛を殺したのは自分だが、お仲が自分を狙うはずがないと言うのだ。と言うことは、仇討ち話はデタラメ?というのか。
おれを襲うはずがねぇ、と豪語するところをみると、お仲と勢五郎は通じていたことになる。全くおかしな話である。
紋次郎は、勢五郎の一家の者たちに追われる。その様子を物陰から確かめている二人の渡世人。お袖が一度チラリと見た連中である。どういう関係があるのか。

夜の宿場を走る男たち。狭い路地を走り抜け、逃げる紋次郎。
紋次郎を見失ったという知らせに、勢五郎は怒り、「敷居を跨がせねぇ!」と子分たちを叱責。
そのくせ自分は、料理屋「お仲」の酌女(といっても女郎)と部屋でしけこんでいる。よっぽど、死んだお仲にはご執心だったようで、紋次郎を切り刻みたいほど憎んでいる。
「お仲のことなんか、わたしが忘れさせてあげるよ。」
と勢五郎の首っ玉にしがみつく女郎。

勢五郎はふと動きを止める。耳にかすかな物音……実は楊枝の音なのだが、ほとんど聞き取れない。
「新……」では楊枝を鳴らすシーンが少なかったので、紋次郎よ、鳴らし方を忘れたか?(笑)ここはしっかり、木枯しの音を入れて欲しかった。
勢五郎の背後を狙った長脇差は、畳にブスッと突き刺さる。恐れおののく勢五郎の前に現れたのは、三度笠姿の紋次郎。
「えーっ?この恰好で、料理屋に忍び込めるの~?」と突っ込みを入れたいところだが、堅いことは言わず先に進む。
紋次郎は抜いた長脇差を突きつけて、お仲と勢五郎の関係を訊く。勢五郎の話は意外なものだった。

お仲は佐兵衛の養女どころか妾だった。妾だと賭場に来る旦那衆の気を引くことができないので、養女としていたということ。佐兵衛は、有力な者にはお仲をあてがって賭場に足を運ばせるという、女を道具としか扱わない非道な貸元だった。
そんな佐兵衛から逃れたくて、手引きして勢五郎に殺させたというのだ。だからお仲が俺を仇討ちにするはずがない。
お仲は俺の女になるはずだった。だからこの店の名前も「お仲」にしてやったのに……。
お袖が紋次郎に話した内容とは全く違っている。

勢五郎の話は続く。
「お仲は可愛い女だったんだ……なにかっていうと餓鬼みてぇに、爪噛みやがってよ……」

爪を噛むクセ?

ここで紋次郎は、お袖を思い出す。確かに何度か爪を噛む仕草をしていた。
しばらく考えを巡らす紋次郎だが、
「どうやらこの話には、もう一つ裏があるようでござんすね。」
と言い残し、部屋を飛び出す。

紋次郎はひた走る。来た道をとって返しているのだ。笹子峠をまた越えることになる。
ロケ地は雪が見え、つららが下がり寒そうだ。氷で閉ざされたような岩は、いかにも冷たくそびえ、京都の底冷えを思う。
かなり勾配のきつい山道を、一気に上がる紋次郎。さすが敦夫さんの野球で鍛えた足腰は強く、健在である。

「留吉~!」
「留坊~!」
峠付近で、留吉を呼ぶ黒野田一家の男たちの声。お袖の姿もある。留吉がいなくなってしまった、と言う。
「ああは言ったものの、もう一度あの子に会いたくなっちまってね。」
と言い訳がましいお袖に、
「実の弟でもねえ、留坊にですかい?」
とチクリと一刺し。お袖は思わず爪を噛みかけるが、
「爪を噛むのはあまりいいクセじゃござんせんね。」
と二刺し目を入れ、トドメの一言「お仲さん。」と呼びかける。

気色ばむ子分たちを制して、お袖になりすましていたお仲は
「紋次郎さん、いかにもあたしはお仲さんですよ。」
とあっさり認める。
あのとき、崖から落ちたのがお袖だったのか、の問いにも
「わたしの身代わりにね。」
と答える。
後ろで子分の弥七が
「いや、そうじゃねぇ、あれは……」
と、言いかけるのを制してお仲は続ける。
「おまえさんの気を引くために死んでもらったのさ。わたしの身内には、勢五郎を斬れるほどの男がいなくってね。噂に高い木枯し紋次郎ならひょっとして……と思ったのさ。」

「死んだ女が別人で、入れ替わっていた」というドンデン返しは、今までにも何作かあった。今回は、「爪を噛むクセ」でばれてしまうというテレビ版オリジナル。

紋次郎は勢五郎との事を訊くが、佐兵衛を殺すために勢五郎を手引きしたことには触れなかった。
ここでそんなことがばれてしまっては、佐兵衛一家の子分たちにお仲はナマス斬りにされてしまうだろう。あくまでもここは仇討ちの手段として、紋次郎を使いたかったという件だけでとどめたい。
勢五郎のことを
「あんなやつ、わたしの体を弄んだだけの男さ。」
と憎々しく言い捨てて、紋次郎に挑みかかる。

「どうしたい、紋次郎、わたしを斬ろうってのかい?!木枯し紋次郎は、女子どもには手をかけないんだろ。」

「それを嘘っぱちだと噂を流したのは、おめえさん自身だったんじゃねえんですかい?」

「斬る気かい?!」

「どうせ、人さまの裏街道を歩く渡世でござんすよ。裏切られるのは馴れっこになっておりやす。でもお袖さんを待つ留坊の気持ちまで、あっしをたきつける道具になすったね。おまえさん、まさか留坊までどうかしちまったんじゃねえんでしょうね。」

そこへ子分の弥七が割って入って事情を説明する。
留吉は、弥七がお袖の話をしているのを聞いてしまったというのだ。お袖が死んだというショックで、その場から居なくなってしまったらしい。
紋次郎が姉のお光が死んだ、と聞かされたその日に、故郷を捨てたのと同じである。

第23話「 笹子峠の月に映えた」(後編)

命がけであの子を守るとお袖に約束したお仲は、紋次郎に留吉を捜して欲しいと頼む。
間もなく留吉は崖下で見つかる。命に別状はないが気を失っている。
その後、お仲は留吉の看病をしながら、ポツリポツリと身の上話を始める。

実は、この計画はすべてお袖が考えたもの。
ひと月前に、フラリと現れたお袖。5年ぶりの再会だった。
お袖の両親は足抜けした娘のことを責められ、首をくくって死んでしまうし、我が身は病で余命幾ばくもない。お仲のそばで死にたいとやって来たのに、佐兵衛に手籠めにされてしまうお袖。

紋次郎作品に出てくる女は、よく男に手籠めにされる。今までに何回あったことか。そう言えば前回も、手籠めになった人妻が出てきた。男は女を襲い、女は男に陵辱される。本当にやりきれないし、暗澹たる気持ちになる。

男は汚い。女を取引の道具にする。
そんな卑怯な男への復讐に、お袖は自分の命を使ってくれとお仲に申し出た。
春を待ちきれずに死ぬのは一人でいい、お仲には幸せになってほしいと……。

范 文雀さん、長い台詞だが実に巧い。長時間、カメラが回り続けている中、切々としっとり演技する。

手前に白梅、開けた障子には夕日がうっすら色をつける。
照明さんの腕の見せどころである。照明の色や角度など、ちゃんと計算づくめのはずである。

テレビ版では、佐兵衛も勢五郎も結局、女に手玉に取られている。いや紋次郎でさえ、とばっちりを被ってしまった訳である。紋次郎が噂に高くなかったら、こんなややこしいことは起こらなかっただろう。
腕が立つ渡世人、という噂だけが先行していたのだろうか。紋次郎が、余計なことには関わらないという噂は聞いていなかったのだろうか。

原作の伊太郎はブックレットにもあるが、男っぷりのある渡世人である。従って、お仲の無念を晴らそうとする確率は高い。しかし紋次郎は、当初は「勢五郎とやり合うつもりはない。」と言ったくらい、関わりたくはなかったのだ。そんな五分五分の賭けに、お袖は命をかけたのである。

別人として自分の命を差し出す……と言えば、テレビ版前シリーズ第11話「龍胆は夕映えに……」での喜連川の八蔵。八蔵は、紋次郎として殺されることを選んだ。それは病弱な妹のためであった。
その女版が、今回のお袖という感じである。監督さんも脚本家さんも、今までの紋次郎の作品を研究されての変更なのだろう。こういう風に変更したら、紋次郎作品らしくなる……といった思惑も感じられる。

苦しそうにうなされる留吉を心配するお仲を、命に関わるような怪我ではないから大丈夫だという紋次郎。
そのとき、屋敷内が騒がしくなり、乱闘の物音と共に障子を突き破る血だらけの手。
天神の勢五郎一家が、黒野田一家に殴り込みに来たのである。
紋次郎は長脇差を引き寄せ、下緒をパンッと手で張る。その仕草が堂に入っていて格好いい。
降りかかった火の粉であるが、向かってくる者はやはり敵である。長脇差を逆手に持ち、低い姿勢から攻撃に出る。殺陣師の美山さん曰く、「黒豹戦法」。主題歌の「焼けた道」の歌詞にも「密林の黒豹」と出てくるが、黒豹つながりで関係があるのだろうか。

勢五郎一家は殴り込み体制なので、鉢巻きにタスキがけ姿。紋次郎、あっという間に7~8人を斬り捨てる。
ここで勢五郎が登場。お仲に
「全部、話は弥七から聞いた。お前だけは生かしておけねぇ。」
と怒りの表情。お仲は
「覚悟は出来ているよ。けど紋次郎さんは、何の関わりもないんだから……。」
と紋次郎をかばう。

勢五郎は、
「こんなあばずれのために、命のやり取りかい。」
と自嘲的である。勢五郎の腕前は、原作とは違い普通(笑)。居合抜きに長けているという設定ではないので、紋次郎の方が有利。
勢五郎の抜き身が畳に突き刺さり、ズブズブッと埋め込まれる。このシーンは勢五郎が子分に命じて、いかさまをした渡世人をいたぶるときにもあった。あのときは地面に抜き身が垂直に突き刺さり、埋め込まれたが……。
長脇差を使えなくなった勢五郎は呆気なく、紋次郎に背後から斬られる。
「紋次郎さんよ、おめえさんと二人で、サシで一杯……」と言い終わらないうちに、息絶える。

結局紋次郎は、お袖とお仲が願ったとおりの結末へと導いたわけである。

原作の伊太郎は、鰍沢でお袖を捜すために入った店で勢五郎と鉢合った。右腕の痺れというアクシデントがあったが勢五郎を斃し、その勢五郎から意外な話を聞く。
黒野田一家の子分から聞いた話とは違う……これが紋次郎だったら、引き返して真実を暴こうとはしなかっただろう。
伊太郎は侠気があり、まだ心に熱いものを持っている。
黒野田一家の敷居を跨ぐと案の定、死んだといわれていた本物のお仲がいた。
いかさま博奕の件が勢五郎の口から噂になるのを畏れ、殺害を企てたが腕が立つ子分がいない。そこで村娘のお袖をお仲の身代わりに崖から突き落とし、伊太郎に仇討ちを頼む。
原作は、無辜の娘の命を絶っているのでテレビ版より罪が重い。伊太郎は刃向かってきた黒野田一家の子分を叩っ斬って、月光が映える夜道に消える。

紋次郎も多分、留吉のことがなかったら再び笹子峠を越えることはなかっただろう。お袖やお仲のこともあったが、紋次郎にとっては、自分を重ねた留吉のことが気がかりだったのだろう。留吉の安否を確かめるために、ひた走る紋次郎という設定はよかったと思う。

テレビ版では、お仲と紋次郎の別れのシーン。手前には白い寒梅が配され、二人の姿を程よく隠す。
「紋次郎さん……」と呼びとめるお仲に、
「二度とおめえさんにも、会うことはねぇでしょう。御免なすって。」
と三度笠を傾け背を向ける紋次郎。

「どうして、あたしなんかを助けてくれたんだい?」
お仲や死んだお袖を通り抜けた男たちはみんな、女を利用し、自分の欲望を満たすだけの獣ばかりだった。
しかし、こんな男もいたのである。
紋次郎は無言で振り返り、楊枝を飛ばして白い梅の花を一輪落とす。
「春を待たずに散り急ぐ……」と言った、哀しい女の身の上に情をかけた紋次郎だった。

ラストシーンは雪が舞い散る空に三日月がかかり、紋次郎の孤影が足早に遠くなり、木枯しの音。これはなかなか良かったのではないだろうか。

テレビ版は原作に比べると、かなり人情的に翻案されていて複雑になっている。やはり主人公が伊太郎と紋次郎ということで、性格が少し違うからであろう。
サンドイッチの具は結構量が多く、下手をすると消化不足になり兼ねない。味わうには何度も繰り返し観て、咀嚼する必要があった。
当時はそれが叶わなかったので、一度観ただけではなかなか筋がつかめなかったかもしれない。

今回は珍しく、いわゆる「ハッピーエンド」であった。留吉もお仲も存命だったからだ。
普通なら、お仲は勢五郎に殺されていただろう。紋次郎に斬られた勢五郎は、フラフラとよろけながらもお仲に体ごとぶつかる。そのとき、勢五郎の長脇差がお仲の胸を貫き……お仲は紋次郎に抱きかかえられるが、息を引き取る……のようなラストが考えられるが、今回のお仲は生き延びた。留吉の為にも、生かしておきたかったのだろう。

脚本家の佐藤繁子さん、お疲れ様でした、と言いたい。佐藤さんが手がけた前作は「砕けた波に影一つ」だったが、あのときも原作をベースにしながら、かなり展開を変えていた。
脚本家さんのご苦労が窺われる作品だったと思う。

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Re: 第23話「 笹子峠の月に映えた」(後編)

今回のテレビ版、かなりの名作でした。

紋次郎ワールドというのは、それだけで魅力に満ちているものです。
予算が無いからといって、なにも必然の無いヌードやバイオレンス路線に行かなくとも、その世界をしっかり構築さえすれば、存分に人の心を惹きつけるはずです。
もし新たに紋次郎を制作するなら、この点をしっかり踏まえてもらいたいです。

勢五郎、ステレオタイプ的な悪親分ではなく、人間味あるキャラとして描写されてますね。
「悪いことしてるんだけど、距離を置いて接するぶんには、気のええおっちゃん」というのが妙にリアリティを感じました。

自然描写が美しいだけでなく、室内の梅の映像もとても美しく、構図やライティングを見て「お夕さんが撮ったの?」とすら思えました。
また、庭先の梅に最初は光が当たり、すぐ光を消す、という演出も美しいでした。
表題の月の光の演出が、当時の技術では困難だったので、そのぶん自然描写をふんだんにしたのでしょうか。
同じことは旧作「錦絵は十五夜に泣いた」でも感じました。

木枯しの音には気付きませんでした。
本来なら、斬り合いになりそうになった時に鳴らして相手を威嚇し、「おい!木枯し紋次郎だぜ。気をつけろい!」のセリフがあって、まず素手で応戦するんでしたよね。

旧作では楊枝が2回飛ぶこともあり、それを見た日は、ウルトラマンが一つの話で2回変身してくれた時のような嬉しさがありました。
そうそう。
以前お話しした「楊枝が3回飛んだ話も有ったと思う」というの、「大江戸」でした。
注連縄と赤い布のほかに、戦い前にどこかへ飛ばしてたんでした。

  • 20121008
  • TOKI ♦nhNJg39g
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Re: 第23話「 笹子峠の月に映えた」(後編)

TOKIさま、コメントをいただきありがとうございます。

ドンデン返しだけに終わらせない脚色は、複雑でしたが人情味があり、結果的には良かったと思います。
当初は、変更されすぎでついて行けませんでしたが、噛めば噛むほど味わいが出てきて、サンドイッチの具にスルメが入っている感じです(笑)。

自然描写や構図の妙だけでなく、効果音にも味わいがありました。お仲と紋次郎が小屋で野宿するとき、焚き火のパチパチという音と共に微かに木枯しの音が聞こえます。
生きざまの寂しさと、春がまだ遠いという雰囲気がよく出ていたと思います。

それと、紋次郎とお仲が一旦別れるシーン。お仲のつま弾く三味線の音色と小さく見える後ろ姿。映像と音響がマッチして印象に残っています。

構図の良さといえば、私は挿絵画家の岩田氏と堂氏の作品が絶品だと思います。ドラマのシーンでも参考にしたのではないか、と思われる程卓越したものを感じます。
この分野に関しては、TOKIさんの専門かと思いますので、またご意見をお聞かせいただけると嬉しいです。

  • 20121008
  • お夕 ♦wikz35BA
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