紋次郎気質

1972年、一世を風靡した中村敦夫演じる木枯し紋次郎。笹沢氏が生み出した紋次郎とを比較しながら、紋次郎の魅力に迫ります。

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“紋cafe”でいっぷく 「ようこそおこしやす」

“紋cafe”でいっぷく 「ようこそおこしやす」

“紋cafe”でいっぷく 「ようこそおこしやす」

“紋cafe”にようこそおこしやす……。芸妓の「夕波」と申します。よろしゅうお頼申します。

随分大年増の姥桜で、堪忍どすえ。
今日は、どのお座敷からもお呼びがのうて、暇を持てあましとるんどす。

へぇ、そうどす。「夕波」は源氏名どして、ホンマの名は「お夕」と申します。
どうぞご贔屓のほど、よろしゅうお頼申します。


というのは冗談で、にわか芸妓……コスプレでございます。で、扮していますのは……恥ずかしながら私であります。

実はこれ、京都の太秦にある映画村での写真なんです。映画村には以前も訪れたことがあるのですが、今回は急に「コスプレしたい!」と思い立ったわけです。
その名も「扮装の館」というエリア。東映の映画、テレビに携わったスタッフ陣による、メーキャップや着付けが受けられます。いわゆるプロ仕様なんですね。そこがとても興味があったんです。

“紋cafe”でいっぷく 「ようこそおこしやす」


さて何に扮装するか……とモデルさんの写真をパラパラ見ながら迷ったのですが、舞妓さんや町娘は年齢的に無理があるし(笑)、大奥風もちょっと違う。武家のお内儀ほどの品格はないし、花魁は大変そう……で、本当は「鳥追い女」風が良かったんですが、一番近そうなのが芸妓さんかなあ、ということで決定!

ちょっと出費ではありますが、一度プロのメーキャップをしてみたかったんですね。経験してみての感想ですが、メーキャップは本当に手間がかかります。これは、素材云々という訳ではなく(笑)、とにかく下地作りというか、白粉を塗る行程がすごい。
水白粉はひんやりと冷たかったですね。襟足から背中にかけて塗られたときは、特に冷たく感じました。何度も重ね塗りされ、ホントに真っ白になりました。

ちょっと驚いたのは、眉に紅をひくことです。この紅は目元にも入ります。後で調べてわかったのですが、これを「厄除け」といって、血液と同じ紅い色をさすことで、生命感を表し「厄除け」とするのだとか……。化粧法にもちゃんと意味があるんですねえ。その上に黒く、眉とアイラインがひかれます。最後に口元に紅が入ります。紅と白と黒……絶妙のバランスです。
鏡に映る姿は、全く誰かわからないぐらい別人です。

その後の着付けは思ったより短時間で、さすがに手慣れたプロの技……10分ほどで、完璧に着付けていただきました。それも、締め付け感がなく楽でしたので、お上手な着付けだったと思います。

“紋cafe”でいっぷく 「ようこそおこしやす」


その後芸妓姿のまま、映画村の中を歩けます。あと10歳……いや20歳若ければ、「馬子にも衣装」と言えるのでしょうが(笑)、白粉の上塗り以上に「恥の上塗り」状態(笑)。
しかし逆に、これだけ白塗りだと素顔がわからないという、妙な安心感も生まれ、「ええい、ままよ。」とばかりに徘徊……。非日常的な時間を過ごしました。しかし、ストレス解消には効果的です。コスプレに、はまる人の気持ちがよくわかりましたねえ。夢のような時間でした。

制限時間になり、かつらを取り、着物を脱ぐと一挙に現実に戻りました。シンデレラの魔法が解けたような感覚……(シンデレラとはおこがましいが)でした。

お恥ずかしい写真をお見せしましたが、これも素顔がほとんどわからない、という確信の上であります。

ほんま、堪忍どすえ。

ほな、みなさん、さいなら。


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Re: “紋cafe”でいっぷく 「ようこそおこしやす」

お邪魔しますよ、あっそうそう来て直ぐで悪いが、
「夕波」呼んでおくれ。
あれは良いね~情が細やかで笑顔が良いね。
さっき、桔梗屋の店先で会ったよ。
笑顔で「今夜お越しですか~」なんて、言われてごらんよ。
来ない訳にはいかないじゃありませんか(笑)

まだかね・・・他にお座敷が掛かってるんじゃ無いだろうね。

あっ、来た来た、来ましたよ。
今夜も色っぽいね、まったく。

じゃ、女将また♪

Re: “紋cafe”でいっぷく 「ようこそおこしやす」

ぶんぶんはん、コメントうれしおすわぁ。
おおきに、ありがとさんどす。

ほんまにお上手どすなぁ……。
ほんなに褒めてもろたら、照れてしまうやおへんか。
いけず~(笑)。

これからも、芸の精進をいたしますんで、ご贔屓のほどをお頼申します。
また、来ておくれやす。
ほな、さいなら。

  • 20130422
  • お夕 ♦wikz35BA
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Re: “紋cafe”でいっぷく 「ようこそおこしやす」

おお、妖艶!
三味を弾きながら「ど~~こかで~~♪」をお願いしたいです。(笑)

放映当時、私は紋次郎と同じ格好がしたくてたまりませんでした。
この「時代劇扮装の館」に、股旅姿はあるようですが、おそらく新品の三度笠と合羽と思われます。
が、もし紋次郎のコスプレが有ったとしても、私のことだから、衣装を着け終わって鏡を見るなり、「顔が中村敦夫さんと違う!」と自己嫌悪に陥るでしょうなあ。

  • 20130423
  • TOKI ♦nhNJg39g
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Re: “紋cafe”でいっぷく 「ようこそおこしやす」

TOKIさま、コメントをいただきありがとうございます。

三味線で「だれかが風の中で」……いいですねぇ、歌えれば……。

はい、仰るとおり、まっさらな三度笠に合羽ですね。ちょっとあれでは、コスプレする気も起こりません。
紋次郎にしても、三度笠が使いものにならなくなったら、新しい三度笠をかぶるんでしょうが、見たくないですねぇ。

撮影に使われていた三度笠は、もう保管されていないんでしょうか。
当時のコスチュームがオークションに出れば、いくらの値が付くんでしょうね。
その日のために、貯金をしておきます(笑)。

  • 20130424
  • お夕 ♦wikz35BA
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Re: “紋cafe”でいっぷく 「ようこそおこしやす」

なかなか,お綺麗でいらっしゃいますよ.
事情が分からなければ本職の方だと思っていたでしょう.

今回パスされた「鳥追い女」も,興味深いものがありますね.

  • 20130428
  • トラの父 ♦-
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Re: “紋cafe”でいっぷく 「ようこそおこしやす」

トラの父さま、コメントをいただきありがとうございます。

4周年記念ということで(笑)、衝撃的な写真を掲載してしまい、失礼いたしました。
鳥追い女……「遠目夜目、笠の内」と言いますから、ちょっとは小マシに見えるかも、と思いまして。
粋ですよねえ。

  • 20130429
  • お夕 ♦wikz35BA
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Re: “紋cafe”でいっぷく 「ようこそおこしやす」

ステキですね。きれい~~。別人になってみるっていい体験ですね。意外な自分発見できたりして・・・。太秦も、おもしろいんでしょうね。大昔学生の頃、いったきりです。

  • 20130502
  • てのりぱんだ ♦C/Rcg83E
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Re: “紋cafe”でいっぷく 「ようこそおこしやす」

ぱんださま、コメントをいただきありがとうございます。

きれいでしょ?着物が……(笑)。
つくづく、自分で着物が着られたらいいなあと思いましたよ。

着物を着ると不思議に動作がゆっくりになり、それがまた女らしさにつながったりして……。心持ちまで変わる気がしました。

やっぱり日本人だなあ、と再認識した次第です。

  • 20130502
  • お夕 ♦wikz35BA
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Re: “紋cafe”でいっぷく 「ようこそおこしやす」

お、お、お、お、お、お、おっ、お夕さん!!

色っぽい、妖艶、お綺麗、ステキ、きれい~~、と賞賛の渦でござんすね。
それはそのとおりなんでござんすが、それともう一つ、大仕事を成し遂げたあとの達成感・満足感・開放感・安心感みてえなもんに満たされておいでのようにも見えやす。
更にもう一つ、それとは反対に一抹の寂しさなんかも感じられるかもしれやせん。

お目にかかれるとは、夢にも思っておりやせんでした。

Re: “紋cafe”でいっぷく 「ようこそおこしやす」

伊之助さま、コメントをいただきありがとうござんす。

御指摘いただいて、気づきやした。
とにもかくにも、64話と格闘した手めぇへのご褒美だったのかもしれやせん。

一抹の寂しさ……それも御指摘どおりでござんすねぇ。

これからの旅も、風の吹くまま気の向くままになりそうでござんすが、宜しくお願いいたしやす。

  • 20130607
  • お夕 ♦wikz35BA
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