紋次郎気質

1972年、一世を風靡した中村敦夫演じる木枯し紋次郎。笹沢氏が生み出した紋次郎とを比較しながら、紋次郎の魅力に迫ります。

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紋次郎の影を追う「大内宿」

紋次郎の影を追う「大内宿」

紋次郎の影を追う「大内宿」
大内宿は南会津にあります。1981年(昭和56年)国の「重要伝統的建造物群保存地区」として選定されました。

この「重要伝統的建造物群保存地区」というのは日本の文化財保護法の一つで、市町村にある伝統的建造物群保存地区から国によって選ばれたものです。略して「重伝建」……私はこの言葉に目がありません。どこかに旅するとき、真っ先にさがすのが「重伝建」です。

紋次郎の影を追う「大内宿」

旧宿場として重伝建に一番はじめに選ばれたのは妻籠、続いて奈良井、そしてこの大内です。あと、関や海野も選定されていますが、昔の姿をとどめた三大宿場といえばやはり妻籠、奈良井、大内でしょう。妻籠や奈良井は比較的近いのですが、大内宿は福島県……遠いので、なかなか行けなかったのですが、2012年の夏にやっと訪れることができました。今頃のレポートで申し訳ないのですが……。

大内宿は下野街道の宿場として開かれ、会津若松からは五里の距離ということもあり、重要な駅の一つでした。本陣、脇本陣も置かれていましたが、自然災害や脇街道の取り締まりなどで、次第に下野街道は他の新しい脇街道に取って代わられてしまいました。そのため、「半農半宿」と見なされているようですが、訪れてみてそれがよくわかりました。

紋次郎の影を追う「大内宿」

とにかくどの家屋もどっしりと大きいのです。今まで訪れた宿場とは、随分様相が違います。寄棟造りの茅葺き屋根が街道の両端にズラーッと並ぶ様は圧巻です。30軒以上ある家屋は実に整然と配置されていて、ほとんどの民家は道に妻を向ける「妻入り様式」。

紋次郎の影を追う「大内宿」

大雪に備えるためでしょうか、茅葺きの厚みも相当なものです。

紋次郎の影を追う「大内宿」

道幅は思ったより広く、宿場全体が広々としています。奥羽山脈の山中ではありますが、盆地に位置しているからかもしれません。明るく、のどかな印象を受けました。

紋次郎の影を追う「大内宿」

紋次郎の影を追う「大内宿」

民家のほとんどは、観光客相手に商いをしています。民芸品を売る店、民宿、お蕎麦屋などが軒を連ねます。特にここのお蕎麦は、太い長ねぎを箸代わりに使っていただく「ねぎ蕎麦」が有名です。辛みのあるねぎをかじりながら、お蕎麦を口に運ぶのは結構難しいものです。(ちゃんとお箸もありますので、大丈夫)

紋次郎の影を追う「大内宿」

石段を登り見晴台から大内宿を見下ろします。宿場を一望できるこのポイントは、絶景です。

紋次郎の影を追う「大内宿」

近くにある子安観音堂は、安産を願う女性の信仰を集めました。

紋次郎の影を追う「大内宿」

紋次郎の影を追う「大内宿」

本陣跡には「町並み展示館」として当時の姿が再現されています。ただこの本陣は、江戸時代末期に衰退してしまい、当時の史料がなく会津西街道の川島本陣や糸沢本陣を参考にして復元されたとのことです。ほとんどが妻入りなのですが、この大内宿本陣は平入りとなっています。

紋次郎は「奥州路・七日の疾走」で奥州を駈け抜けていますが、残念ながら下野街道には足を向けていませんので、接点はありません。しかし、紋次郎が七日間歩いた東北と思うと感慨深いものがありました。

紋次郎の影を追う「大内宿」

2月14日、15日には「大内宿雪まつり」が行われています。花火が上がったり、時代風俗仮装大会があったりと、いろいろなイベントがあるようです。雪燈籠にも灯りがともるということですので、「雪燈籠に血が燃えた」を思い浮かべています。寒いのは苦手ですけど、雪景色も味わいたいものです。


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Re: 紋次郎の影を追う「大内宿」

かなり前に行った時の事を思い出します。
秋で高台のお寺の銀杏が黄色く色づいていました。
開けっぱなしの広間で「ネギ蕎麦」食べましたよ。
風情を残した良い宿場だと思います。
ひとり旅で行きたいと思います。

Re: 紋次郎の影を追う「大内宿」

ぶんぶんさま、コメントをいただきありがとうございます。

ぶんぶんさんも、行かれたことがおありなんですね。

観光シーズンだと、なかなかネギ蕎麦も食べられないと聞きます。
地元の方々の協力、団結でいつまでも宿場の風情を護っていただきたいと思います。(観光客のマナーも大事ですが)
早朝や夕刻の景色を、眺めてみたいものですね

  • 20150215
  • お夕 ♦wikz35BA
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私も行った事あります。

お夕さんこんばんは^o^ 実は、私も会社の慰安旅行で大内宿4年程前に行きました。しかしながら、その頃は紋次郎には興味がなく、お夕さんの様に興味を持って色々見ていませんでした。高台から藁葺き屋根の民家の並ぶ景色、私も写真撮りましたよ^o^ 雪灯籠に血が燃えた…この時も紋次郎かなり怒りましたね。人との関わり合いを嫌う紋次郎でも、子供には優しかったですね^o^せい坊可哀想でしたが…せい坊の雪灯籠のロウソクの火に楊枝を吹いて去って行った紋次郎思い出しました。

  • 20150219
  • ボバチャン ♦-
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Re: 紋次郎の影を追う「大内宿」

ボバチャンさま、コメントをいただきありがとうございます。

大内宿をご存知なんですね。いいところですよね。遠方でなければ、何度も訪れたいところです。

奈良井と妻籠は何度か行きましたが。最後に残された旧宿場が大内宿でした。
私はここで、もんぺを買いました。民芸品もたくさんあって、見て回るだけでも時間が足りませんでした。

今は雪景色なんでしょうねぇ。

「雪燈籠……」の紋次郎の怒りは、凄まじいものでした。
幼子に自分の姿を重ねるんでしょうね。

  • 20150220
  • お夕 ♦wikz35BA
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Re: 紋次郎の影を追う「大内宿」

お夕さんへ!!♪
素晴らしいコメント有り難うございました。!
紋次郎さんの優しい心をいまの政治家に教えてやりたいですねー。!
漸く暖気が参り、福寿草の芽を早くみたいものです。!

  • 20150220
  • 荒野鷹虎 ♦-
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Re: 紋次郎の影を追う「大内宿」

鷹虎さま、コメントをいただきありがとうございます。

政治家も当初の志はまっとうなものだったのでしょうが、しがらみの中でどんどん汚いものが身についてしまうのでしょうか。

明日は日本は荒れ模様のようです。「春一番」になるのかもしれません。
ご自愛ください。

  • 20150221
  • お夕 ♦wikz35BA
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