紋次郎気質

1972年、一世を風靡した中村敦夫演じる木枯し紋次郎。笹沢氏が生み出した紋次郎とを比較しながら、紋次郎の魅力に迫ります。

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紋次郎の影を追う「京都ロケ地 普済寺」

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 普済寺」

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 普済寺」
紋次郎のロケ地めぐりをするときは、調べてから行くのが常なのですが、ここは行ってからロケ地だったということが判明した逆バージョンです。

AGUAさんが運営されている「時代劇の風景」というサイトに、時代劇で使われたロケ地が紹介されています。よく参考にさせていただいているのですが、その中に「普済寺」が紹介されていました。紋次郎のロケ地とは、書かれていなかったのですが、とてもいい雰囲気だったので訪れました。

南丹市園部町若森にある普済寺は、曹洞宗の寺院で、創建は南北朝時代(1357年)と言われる古寺です。旧道をはさんで山門と仏殿(観音堂)のある一角と本堂、楼門がある一角とに分かれています。重要文化財に指定された寺院でありながら、観光客は一人もいません。それどころか滞在中、誰も見かけませんでしたし、車の影も全くありませんでした。

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 普済寺」

古い山門をくぐりました。静寂に包まれた中で、優美な姿を見せる仏殿(観音堂)に見惚れ、時の流れが止まったように感じます。古い手水舎にはチョロチョロと清水が流れ、野の花はのんびりと日向ぼっこをしています。童心に返り、野の花を摘み取りそうになりますが、ここは写真だけ……。

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 普済寺」

この仏殿周辺は、時代劇にはうってつけの感がします。どこを切り取っても、絵になります。古い燈籠の陰から、髷を結った粋な姐さんが出てきそうな雰囲気も……。

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 普済寺」

山門を出て旧道を横切り、深い緑に囲まれた石段を上がって目に付くのが茅葺きの堂宇。この佇まいも、完璧に絵になります。
立派な本堂がある一帯は小高い丘状になっており、周囲は森に囲まれています。

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 普済寺」

本堂と向かい合って鐘楼門があるのですが、この門から見る参道が、紋次郎のロケ地だったのです。初め訪れたときはそんな事とは露知らず……「このアングルいいなあ。」「風情があっていいなあ。」と感動して、夢中でシャッターを切っていたのですが、後日かなり経ってから第2シーズン「地獄を嗤う日光路」で使用されていることに気づいたのです。

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 普済寺」

紋次郎が寺の住職に金塊を渡して立ち去るとき、この鐘楼門と参道が使われています。苔むした参道や、木洩れ日と影が模様をつくる様などが実に美しく、ずっと眺めていたい景色です。外へ向かって伸びる参道を歩く紋次郎の後ろ姿を、この鐘楼門から撮影されています。

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 普済寺」

この作品では、門の近くで住職と出会うシーンがあるのですが、門の両脇は板塀になっています。現在は白い漆喰と瓦になっています。
「時代劇の風景」のサイトさんによりますと、1980年時の撮影時は板塀でしたが、1992年では漆喰の塀になっているとのことです。

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 普済寺」

参道を出た先は空き地になっていて、そこを過ぎると墓地になっています。
この墓地も後で気付いたのですが、同じく「地獄を嗤う……」の最後の殺陣で使用されていたようです。

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 普済寺」

雑草が生い茂った中に墓石が点在しており、整然と整備された最近の墓地にはない侘び寂びを感じます。個人のお墓もたくさんありましたので、写真を撮るのは遠慮しましたが、墓地の先の六地蔵さんを見つけたので合掌してから撮影させていただきました。古びた感じが良くて、この墓地をずっと見守ってらしたんだなあ、と思いました。
作品にも六地蔵は出てきますが、多分この六地蔵さんではなく、美術さんが作られたものだと思います。

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 普済寺」

今思えば、墓地のあちこちを駆け抜け、転げ回りながらの撮影でしたが、よく許可が下りたものだと思います。
そういえば、作品中でも紋次郎は「墓を汚してしまいやした。許しておくんなはい……。」と住職に謝っていますが、当時の監督さんやスタッフさんもそんな思いだったのかもしれません。それであんなセリフが入ったのかも……と思ったりします。

紋次郎の影を追う「京都ロケ地 普済寺」

タイムスリップをして静謐な時間を過ごしたこの場所が、後で紋次郎のロケ地とわかったときは、何だか相思相愛のような気分で嬉しかったです(笑)。
最近でも、「必殺仕事人」や「鬼平犯科帳」等の撮影で使用されたようです。ずっとこの風情を残していただけるとありがたいですし、やはり時代劇は京都だねと言っていただけると、関西人としても嬉しいです。
また郷愁感にかられたら、フラッと訪れたい地です。


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Re: 紋次郎の影を追う「京都ロケ地 普済寺」

おはようございます!
記事とは関係なくごめんなさいね~~

昨夜の中日の小熊投手は滋賀の近江高出身ですねー。中々良い投手でてこずりましたよね~~

札幌は異常に寒い日が続き泊原発が停止してる関係で北電が2回も大幅値上げをしたので、電気ストーブは使わず灯油を買い求める姿が見られます。

本州は夏のようなのに北国は冬ですね~~~汗)

  • 20150516
  • 荒野鷹虎 ♦JyN/eAqk
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  • 編集 ]
Re: 紋次郎の影を追う「京都ロケ地 普済寺」

鷹虎さま、コメントをいただきありがとうございます。

小熊投手、湖国の選手ですので、応援はしていきたいです。
昨日は投手戦でしたね。
ドラゴンズは、口惜しかったと思いますよ。ヒット数では上回っていましたから……。

日本には美しい四季があるはずなんですが、最近は二季(夏と冬)に近いような気がしますね。

ご自愛ください。

  • 20150516
  • お夕 ♦wikz35BA
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