紋次郎気質

1972年、一世を風靡した中村敦夫演じる木枯し紋次郎。笹沢氏が生み出した紋次郎とを比較しながら、紋次郎の魅力に迫ります。

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“紋cafe”でいっぷく「私の原風景」

“紋cafe”でいっぷく「私の原風景」

“紋cafe”でいっぷく「私の原風景」
紋次郎ワールドを多感な頃に知り、ずっと自身の原風景になっているものがたくさんあります。

一番は「夕景」。紋次郎がエンディングで去っていく背景には、よく夕映えが使われていました。沈みゆく太陽が空を染め、紋次郎の孤影が黒いシルエットとなり去っていく……寂寥感と、孤高を持する紋次郎のカッコよさに溜息をつきながら見入っていました。以来、私が好きな時間帯は夕刻となり、夕景に心惹かれるようになりました。

“紋cafe”でいっぷく「私の原風景」

紋次郎のエンディングで、「夕景」とともによく目にしたのは「霧」です。霧の中、街道をやって来る紋次郎……というシーンもありました。霧が流れる景色も大好きです。映像内での霧は、多分スモークを焚いていたのでしょうが、かなり広範囲に白い霧が立ち込めているシーンもあります。もしかして、本物?と思えるぐらいの質の高さです。(「新……」の方は少し疑問ですが)

直射日光が明るく照らす映像より、陰鬱さや寂寞感を表現し、冷ややかさという体感気温までも想像できる霧の景色は紋次郎らしいと思います。季語でいうと「霧」は秋、よく似た「靄」は春となっていますので、ここはやはり「霧」でしょうね。
これからの季節、霧がよく出ますので楽しみです。同じ景色でも、全く違う風情になりますので不思議です。

“紋cafe”でいっぷく「私の原風景」

植物シリーズでは「竹林」です。
紋次郎のロケは主に京都の郊外です。京都は、実に美しい竹林がたくさんあります。タイトルロールでも竹林の中、右に左にすり抜ける紋次郎の姿があります。中村紋次郎も、「よく竹林に連れていかれた。」と述懐しています。市川監督は、ほかの作品でもよく風に揺れる竹林を映像化しています。
幹の直線的な潔さ、対照的にしなやかな姿を見せる葉の重なり……清々しさと妖しさという対極の美しさを備えた魅力があります。旅先では、いつの間にか竹林を探している自分がいます。

“紋cafe”でいっぷく「私の原風景」

次は「薄・蒲・葦」の原です。タイトルロールにも、蒲の穂が揺れる中、歩く紋次郎の姿があります。他にも、数々の名シーンには、これらの植物が映像に紋次郎テイストを加えています。やはり「木枯し」というタイトルですので、枯れ野が似合います。放映期間が秋、冬中心ですので、自然と枯葉色が基調カラーになります。

私の住まいの近くには葦原がありますので、時々出かけて散策しています。冬枯れの葦原に、百舌や鴉の鳴き声が響くと、まさに紋次郎の世界です。今もよく、時代劇の撮影にも使われていて、先日放映された「必殺……」にもロケ地として使われていました。

紋次郎作品の魅力は数々ありますが、ロケ地の美しさははずせません。私のブログにも、「紋次郎 ロケ地」という検索で、おいでいただいている方もおられるようです。ひとそれぞれ、心の中の原風景は違うと思いますが、私の原風景はいつも紋次郎とともにあります。


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Re: “紋cafe”でいっぷく「私の原風景」

こんにちは。

竹林や薄の原なんてよく紋次郎が歩いていたような気がします。紋次郎の原風景ですね。

  • 20161025
  • カノッチ ♦-
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  • 編集 ]
Re: “紋cafe”でいっぷく「私の原風景」

カノッチさま、コメントをいただきありがとうございます。

いつもおいでいただいているようで、感謝申し上げます。

薄が秋日に輝く様は、ずっと眺めていたい思いに駆られます。
枯れ尾花になっても、それはそれで風情があり、私は好きです。
日本らしい原風景ですね。

Re: “紋cafe”でいっぷく「私の原風景」

毎朝、毎夕、「空の焼け」を見ます。そして、秋はいつも、日中も雲をみてしまいます。きれいです。毎日、空は芸術で、つい写真に撮ってしまいます。でも、「霧」に注目したことがあまりなかったです。確かに「霧」はなにか神秘的で、むこうがよく見えないので、自然と想像してドキドキ感を持たせてくれます。そんな効果があるように思います。(運転の時は危険で、マイナス効果ですが。)^^
きょうも、素敵な風景をありがとうございました。

  • 20161026
  • てのりぱんだ ♦C/Rcg83E
  • URL
  • 編集 ]
Re: “紋cafe”でいっぷく「私の原風景」

ぱんださま、コメントをいただきありがとうございます。

そうですね、私も空を見るのが大好きです。というか、雲を見るのが大好きです。

春のぼんやりした「うす雲」、夏の「入道雲」、秋の「うろこ雲」、冬の低く垂れ込めた「雪雲」
季節のよって見え方が変わる雲は、ずっと眺めていても飽きません。
特に「天使の階段」なんかは素敵ですよね。

雲一つない青空は、逆にあまり面白くありません。

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