紋次郎気質

1972年、一世を風靡した中村敦夫演じる木枯し紋次郎。笹沢氏が生み出した紋次郎とを比較しながら、紋次郎の魅力に迫ります。

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“紋cafe”でいっぷく「紋次郎 出家する!」

“紋cafe”でいっぷく「紋次郎 出家する!」

“紋cafe”でいっぷく「紋次郎 出家する!」
ネットサーフィンをしていて見つけた記事。「人生は夕方から楽しくなる」というタイトルと中村敦夫さんのお写真。最近どうされているのか……と思っていましたので、早速読みました。まずびっくりしたのが、敦夫さんの外見!髪の毛がない?!そして作務衣?!

◆毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20161021/dde/012/070/003000c

記事を読んでみて、納得しました。なんと敦夫さんは出家していらしたのです。以前から仏教を研究されていたのは知っていたのですが、なんと在家出家されていたとは……。今年の5月に、知人が住職を務める徳島市の寺院で、出家をされたというのです。法名は中村忍舟とおっしゃるようです。

「忍舟?どこかで聞いたような……。」と記憶を辿りました。「法舟?! 法舟だったら敦夫さんの小説に出てきた探偵僧侶!」
そうです、敦夫さんの著書、環境ミステリー小説「ごみを喰う男」と「暴風地帯」の法舟さん。あの主人公はきっと敦夫さんだ、と感じていたのですが、やっぱりと思いました。
作品に出てくる法舟の『舟』一字をとって「忍舟」とされたんですね。

仏教には「小欲知足」という教えがあり、欲望のままに生きる人間が、戦争を起こしたり格差社会をつくったりすると述べています。
仏に帰依するということより、宗教を人が生きるための哲学の一つとして捉え、仏門に入られたことがよくわかります。

仏門に入りすっかり枯れてしまわれたかと危惧しましたが、なんのなんの……敦夫さんの原動力である「反権力」はいまだ健在でした。
「表現者」というスタンスを貫いてきた敦夫さん。俳優、脚本家、演出家、作家、キャスター、政治家、僧侶とそれぞれ表現する切り口は違うでしょうが、コアとなる「反権力」をいつまでも持ち続け、表現し発信していただきたいと思います。

記事を読んでいて、キラリと光る紋次郎らしさを見つけました。

「事故、病気などで身近な人がばたばたと倒れていく。いつ自分に『弾』が当たってもおかしくない。しかも合理的な説明がないまま『弾』は突然飛んでくる。戦場で散歩をしているようなものです。この感覚は若い時には分からなかった」 (記事より抜粋)

この感覚は、まさに紋次郎の渡世と同じです。

「合理的な説明がないまま『弾』は突然飛んでくる。」

紋次郎もいつもそうでした。関わりたくないのに、向こうから理不尽なトラブルがやってくる。今は生き抜いているが、明日はどうなるかわからない。
たまたまうまく『弾』をよけられているだけで、(それも無意識で)いつ当たって命を落とすかわからないのです。

修羅場の中にいる紋次郎と同じ……そして敦夫さんは「日々、今日が最後の日かもしれないと思っています。なにせ、『戦場の散歩』ですから」と締めくくっています。

「今日が最後の日」……紋次郎が作中、よく口にするセリフです。

ただ、紋次郎のようなニヒリスティックなイメージではなく、今日が最後の日だと思って、精一杯今を生きるというメッセージが込められていると思っています。

忍舟さんの法話をぜひともお聞きしたいと思います。


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Re: “紋cafe”でいっぷく「紋次郎 出家する!」

こんにちは。

そうですか、紋次郎、さすらいの旅を終え、悟りを求めて出家しましたか。

  • 20161101
  • カノッチ ♦-
  • URL
  • 編集 ]
Re: “紋cafe”でいっぷく「紋次郎 出家する!」

カノッチさま、コメントをいただきありがとうございます。

中村敦夫=木枯し紋次郎
と考えると、あながち唐突な話でもないと思います。

紋次郎の生き方を見ると、仏教の教えに通じるところがあるように思えます。
禅僧に通じる姿かもしれません。

紋次郎の行く末は書かれていませんが、仏門に入ったかもしれませんね。

Re: “紋cafe”でいっぷく「紋次郎 出家する!」

一本の,すっと真っ直ぐな筋の通った生き方をされて,羨ましいです.

出家されていたのは意外でしたが,ご自宅が私の住まいともしかしたら割と近そうなのも驚きでした.
あのお顔,どこかの道で拝見できればと心待ちにしてしまいます.

  • 20161103
  • 寅さんのおにいちゃん ♦-
  • URL
  • 編集 ]
Re: “紋cafe”でいっぷく「紋次郎 出家する!」

寅さんのおにいちゃん、コメントをいただきありがとうございます。

筋の通った生き方……まさに紋次郎の生きざまそのままですよね。

お近くにお住まいなんですか?
あのお姿で散歩をされているようですので、バッタリ!なんてこともあるかもしれませんね。
羨ましいです。

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