紋次郎気質

1972年、一世を風靡した中村敦夫演じる木枯し紋次郎。笹沢氏が生み出した紋次郎とを比較しながら、紋次郎の魅力に迫ります。

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しくじり紋次郎「道に迷う編」

しくじり紋次郎「道に迷う編」

しくじり紋次郎「道に迷う編」
私の苦手なこと……星の数ほどある中で、お墨付きは「方向音痴」である。

目指すべき方向、方角がわからない、道を覚えようとしない、覚えたつもりでいても帰るときには混乱している、ランドマークとの位置関係が曖昧、地名を見てもヒントにならない、地図が読めない、迂回したとたん訳が分からなくなる、等々ひどいものである。

さしずめ「らんま1/2」に登場する「良牙」くん、そのものである(笑)。テレビ版紋次郎では「流れ舟は帰らず」の「お藤」といい勝負と言っても過言ではない。

その点、紋次郎はすごい。道に迷うことがない。尊敬してしまう。
「野や山にも目印はたくさんありやすぜ。夜なら星、昼ならお天道さん、吹く風も木立の種別も、ちょっと気をつければ多すぎるほどでさあ」
これは「江戸なら迷うこともないのに……」と山中でブーたれるお藤に向かって言った、紋次郎の名言である。(テレビ版)

しかしそんな紋次郎でも、迷ったことが皆無ではない。

「土煙に絵馬が舞う」では甲州裏街道を夜旅中、山中で道に迷う。挙句は「黒部の銀蔵」一味にあらぬ疑いをかけられ、岩を落とされて崖から落ちてしまう。とんだ災難である。

しくじり紋次郎「道に迷う編」

「夜泣石は霧に濡れた」では、標高1500メートル以上の国境地帯を山越えするうちに道に迷う。その地での山越えは初めてだったということもあり、三日間空腹のまま山中を彷徨いようやく人里に下りる。

テレビ版では、清坊という小さな男の子が山ぶどうを差し出し、紋次郎が貪り食うシーンが印象的だった。
原作では、紋次郎に初めて差し出されるのは「コンニャク」。これもかなりの災難である。紋次郎が唯一食べられないものは、コンニャクであるのだ。

紋次郎本人が道に迷ったのではなく、間違った道を教えてしまうというしくじりをしたのが、「女郎蜘蛛が泥に這う」。
下の諏訪で、二人の子どもを連れた母親に間違った道を教えてしまう紋次郎。教えられた道をたどった母親は、悪党に左腕を斬り落とされ、七両を奪われる。紋次郎はその悪党「煙の千代松」に、その母親の意趣返しをしようとする。

今の時代、道に迷うということはほとんどないだろう。「GPS機能」なるものが普及しているからであるが……哀しいかな……私の苦手なことの二番目が「機械音痴」であるということ。これも致命傷である(笑)。


教訓
「河童の川流れ」「猿も木から落ちる」



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Re: しくじり紋次郎「道に迷う編」

こんにちは。
私も都会の中にいるととてつもない方向音痴になってしまいます。グーグルマップの助けを借りても初めての土地では迷ってしまいます。(>_<)

  • 20161129
  • カノッチ ♦-
  • URL
  • 編集 ]
Re: しくじり紋次郎「道に迷う編」

カノッチさま、コメントをいただきありがとうございます。

私、田舎者でございますので、都会のたくさんの人を見ただけで、動転して自分を見失ってしまいます。
地下街などに行きますと、もう一生家には戻れないのでは……(笑)と思うほど無茶苦茶になってしまいます。
都会の人が、スイスイ自信を持って歩いているのが不思議でなりません。

しくじり紋次郎「道に迷う編」

こんにちは
私も、昼間のお天道さまがニコニコしてる時間帯は迷う事は無いのですが

しくじりも入れると・・・・・・
昨夕、仕事の帰路に、あの花菱屋友七さんのお店がある
「板鼻宿」へ行き、称名寺へ寄ってきました
「帰ってきた木枯し紋次郎・生きている幽霊」の舞台ですね
夕暮れの鐘の音を聞きたかったのですが、鳴りませんでした
しかし、裏山へ登って紋次郎と大澤屋のおしなさんが会話しながら眺めたであろう夕陽・夕焼けを眺めて堪能し、薄暗くなった川沿いも散策しました
すると、太陽が落ちて暗くなると帰路の駐車場の方向、東西南北がわからなくなり四苦八苦し、板鼻宿を駆けずり回ってしまいました
初めての地だから、道に迷うのはありえるだろうけど、今の様に沢山の標識や立看板かある訳では無いので、昔の人は道標しかなくて、さぞかし大変だったのでしょうね

Re: しくじり紋次郎「道に迷う編」

makkun4 さま、コメントをいただきありがとうございます。

「板鼻宿」
紋次郎が唯一、長逗留した場所ですね。
私はまだ草鞋を脱いだことがないのですが、旧宿場の風情はまだ残っているのでしょうか。

日が暮れると、私の方向音痴はますますひどくなります。
以前、出張先から帰途に就くとき迷いまして、川の下流へ行けば琵琶湖にたどり着けると思い当たり、川下を目指したという強者です(笑)。

駐車場では、自分がどこに駐車したのかわからなくなり、ぐるぐる探し回ったことも何度かあります。

人生の半分は、道に迷っているような状態です。

紋次郎サンの、爪の垢を煎じて飲ましていただきたい心境です。

Re: しくじり紋次郎「道に迷う編」

溜息がでるほどの美しい写真2枚・・・。
すてきです。

「方向音痴」・・・わたしもです。商店街内で出入り口が2つあるような少し大きめのお店に入ったら(たとえばスーパーなど)次出てきたらどっちから来たかわかりません。
何も考えず、出てすぐあるきだすと、元のきた方向にあるいてたり・・・。ふりだしに戻ったことがあります。
山の中なら私から言わせれば「迷ってトーゼン!」
こんにゃくを道中わたされた、って絵的にはあんまり・・・ですかね?やっぱりブドウの方がきれいで山の中にあるもので、いいかもしれませんね~。

  • 20161205
  • てのりぱんだ ♦C/Rcg83E
  • URL
  • 編集 ]
Re: しくじり紋次郎「道に迷う編」

ぱんださま、コメントをいただきありがとうございます。

道に迷わない人や方向感覚が優れている人を尊敬します。
一般的に男性の方が方向感覚に優れているといわれていますが、狩猟から家に帰るという原始的なDNAがなせる業なんでしょうか。

訓練すれば、方向音痴も解消できるのであれば、ぜひ教えていただきたいものです。

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