紋次郎気質

1972年、一世を風靡した中村敦夫演じる木枯し紋次郎。笹沢氏が生み出した紋次郎とを比較しながら、紋次郎の魅力に迫ります。

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紋次郎の影を追う「北国街道を往く~女人講の闇を裂く~」(後編)

紋次郎の影を追う「北国街道を往く~女人講の闇を裂く~」(後編)

紋次郎の影を追う「北国街道を往く~女人講の闇を裂く~」(後編)
田切、二俣、関山と四里の道を進んで「二本木宿」です。この二本木宿の南のはずれに、庚申待供養塔があった、と原作にありますので探しましたが見つからず。いや、もっと時間をかけて調べるとあったのかもしれませんが、ちょっと根性が足りませんでした。

紋次郎の影を追う「北国街道を往く~女人講の闇を裂く~」(後編)

仕方なくと言っては罰が当たりそうですが、宿内にあった「二本木白山神社」に行きます。

紋次郎の影を追う「北国街道を往く~女人講の闇を裂く~」(後編)

ここには庚申塔ではなく一本の石柱がありました。高さは約2メートル。当時は130メートル下手の宿場入り口付近に建立されていたようで、道路整備のためここに移設されました。

そこには「従是内、口附無之、小荷駄乗通るべからず、邑の内、咥きせる無用、二本木宿」と刻み込まれています。意味は宿場内に入ったら、綱を放して、小荷駄の者(荷物を馬につけて通る者)は、馬に乗って通ってはいけない。町内はくわえキセルはしてはいけないという意味です。宿場内の規律を重んじていたんですね。
表面には文字が刻まれていたのでしょうが、痕跡がほとんどありません。

紋次郎の影を追う「北国街道を往く~女人講の闇を裂く~」(後編)

この小さな神社は苔の緑が美しく、とても風情がありました。神社の向かいに集会所があるようで、宿場の中心地だったのかもしれません。訪れた前日は盆踊りがあったようです。
さて、そこで思い出したのが原作に出てくる神社。

原作では、庚申待ちの夜に紋次郎はお筆の旅籠を出て神社に行きます。そこで逢引きしているお里と巳之吉の声を聞きます。
お里は江戸に旅立つ巳之吉に「このままで巳之さんが行ってしまうなら、わたしは片貝川に身を投げて死にます」とすがります。
神社の名前は書かれていませんが、こんな神社かもしれないなあ、と思いながらしばらく過ごしました。

この白山神社を過ぎてしばらく行くと道が分かれています。本道は左側で右側をたどると道は下っていきます。

紋次郎の影を追う「北国街道を往く~女人講の闇を裂く~」(後編)

その先には水田が広がっていて、のどかな田園風景が続きます。きれいに区画整理はされていますが、こういう道を紋次郎も歩いたのではないかと想像します。
その先に大日如来の石仏があるというので、見に行きました。

紋次郎の影を追う「北国街道を往く~女人講の闇を裂く~」(後編)

風化が激しくお顔立ちははっきりしませんが、仮堂の中にはかなり古い仏さまが五体安置されています。その案内板を見ていますと、どうもこちらの方が街道だったようで、昔は屋敷があったようです。

紋次郎の影を追う「北国街道を往く~女人講の闇を裂く~」(後編)

近くには、お里が身を投げると言った片貝川の清らかなせせらぎが水音を立てていました。身を投げるにはちょっと浅いかなあ(笑)。

紋次郎の影を追う「北国街道を往く~女人講の闇を裂く~」(後編)

宿内の安楽寺は、加賀藩の前田家が参勤交代の際、本陣として利用したという立派な寺院。百日紅の花が美しく咲いていました。。

二本木は宿場の痕跡はあまりありませんが、原作通りのどかで穏やかな雰囲気が漂っていました。

紋次郎の影を追う「北国街道を往く~女人講の闇を裂く~」(後編)

普段なら、何も気に留めず通り過ぎていく小さな集落です。
しかし紋次郎が、庚申待ちの寄合に加わっている自分の姿を一瞬でも想起したという地として、私の中では記念すべき場所なのです。
紋次郎作品に、自分が住んでいるところが地名として出てくる、それも舞台として……羨ましい限りですね。

寂しげな顔で紋次郎の名を呼んだお筆を残して、紋次郎はこの道をさらに北へ進みます。


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Re: 紋次郎の影を追う「北国街道を往く~女人講の闇を裂く~」(後編)

ご無沙汰です。汗)
道内は気候の挨拶が変わってきました。
寒いですね~~笑)

安楽寺の百日紅は見事な色彩ですねー。猿が隠れる場所によいようですねー笑)
虎も昨夜中谷選手が起死回生の逆転ホームランを打てるようになりましたね^^~~欣喜雀躍です。☆

  • 20170902
  • 荒野鷹虎 ♦-
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Re: 紋次郎の影を追う「北国街道を往く~女人講の闇を裂く~」(後編)

鷹虎さま、コメントをいただきありがとうございます。

タイガース、今夜もやってくれました。4本のホームラン!やればできるこ(虎)なんですね(笑)。

今日の2番、植田海選手は、我が故郷滋賀県出身です。足を生かしての初ヒット!良かったです。これからも試合に出て、活躍してほしいです。

何とかこのまま鯉のしっぽに噛り付いて、振り落とされずに行きたいものですね。

  • 20170902
  • お夕 ♦wikz35BA
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Re: 紋次郎の影を追う「北国街道を往く~女人講の闇を裂く~」(後編)

いつも、人影の一切ない写真が、紋次郎の郷愁を誘いますね
見事です

最後の写真で、真ん中の色の変わった石は、水が出て凍結防止対策を施した道でしょうか?

雪深い中を草鞋で歩いたり、野宿したりと当時は大変だったんでしょうね

Re: 紋次郎の影を追う「北国街道を往く~女人講の闇を裂く~」(後編)

makkun4さま、コメントをいただきありがとうございます。

できるだけ、人物や人工的なものが映り込まないようにはしていますが、なかなか現代社会では難しいです。
しかし、私が行くところはほとんど人がいない所が多いんですけどね(笑)。
二本木で見かけた人は、ほんの数人でした。

ご指摘通り、道には消雪パイプが施されていました。雪深いところで、傾斜が大きい屋根の家が多かったです。

雪道を旅する紋次郎の足元は、私も気になっています。しもやけになったりしなかったのかなあ(笑)。

  • 20170905
  • お夕 ♦wikz35BA
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