紋次郎気質

1972年、一世を風靡した中村敦夫演じる木枯し紋次郎。笹沢氏が生み出した紋次郎とを比較しながら、紋次郎の魅力に迫ります。

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“紋cafe”でいっぷく「石塔寺」

“紋cafe”でいっぷく「石塔寺」

“紋cafe”でいっぷく「石塔寺」
新年の幕開けは、お墓参りと地元の神社での初詣。時間に余裕があったので、少し足を伸ばして「石塔寺」へ。以前写真だけブログに掲載しましたが、私はこの場所の風情が大好きで何度も訪れています。この「石塔寺」は、聖徳太子創建の伝承をもつ天台宗の寺院です。前々回の「教林坊」も聖徳太子創建伝承をもちますが、この辺りは古くから仏教信仰が篤い地だったようです。

今回は元日の午後だったのですが、誰も人影なし。それどころか受付も無人。拝観料を払うべくインターホンを鳴らすと、「今日はどうぞご自由にお参りください。」とのこと……。お正月だからか……とありがたく思いながら石段を上ります。石段の脇にも無数に石塔が並びます。

“紋cafe”でいっぷく「石塔寺」

一直線に空まで届くかと思われるほどの石段を上りきると、巨大な石塔が姿を現します。この阿育王塔と呼ばれる石塔は仏舎利塔で、日本最古、最大の石造三重塔です。
奈良時代前期(7世紀)頃に、朝鮮半島系の渡来人によって建立されたといわれ、高さは7.6mもあります。

“紋cafe”でいっぷく「石塔寺」

この塔は石で作られているのですが、温かみを感じます。重量感がありながら、威圧される感じはなく、包容されるような優しさを与えてくれます。エッジが丸みを帯びていることや、外に膨らんだラインから、そのような印象を受けるのかもしれません。

“紋cafe”でいっぷく「石塔寺」


この三重塔の周りにある境内には、鎌倉時代に奉納された何万という石塔や石仏が並んでいます。
隆盛を誇った時代は八十以上も坊があったとされていますが、信長の焼き討ちに遭いそのすべては焼失しました。近江の寺院はホントに信長に、ことごとくやられています。

“紋cafe”でいっぷく「石塔寺」

境内をぐるりと一周できる小道の脇にも、無数の石仏が物言わず並んでいます。その一つ一つに、奉納された人々の願いが込められていると思うと、時間が経つのを忘れて見入ってしまいます。

“紋cafe”でいっぷく「石塔寺」

ここは本当に静かな佇まいで、仏様に見守られているという清らかな心になることができ、山全体が仏教世界を形作っているように思います。

“紋cafe”でいっぷく「石塔寺」

栄枯盛衰を見届けてきた石塔や石仏は、時代が変わっても、庶民の思いや願いをすべて受け止めてくれているように感じます。

“紋cafe”でいっぷく「石塔寺」

おまけ
侘び寂びを感じるこの場所は、時代劇のロケ地としては打ってつけと思うのですが、あまり使われていないようです。が……その昔「仮面の忍者 赤影」で「第36話 忍法石仏」の回で使用されたようです。ずいぶん昔の撮影ですが、その当時と少しも変わっていないというのも嬉しくなるこぼれ話です。


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Re: “紋cafe”でいっぷく「石塔寺」

なんともいえない落ち着いた古寺ですね。石仏、灯篭がいっぱいでこういう並び方であらゆるとこに、そして山の奥までずっと続くのはめずらしいですね。

風情がありますね。
京都、滋賀の隠れ古寺などは前もって予約してお堂へ入るときは鍵をあけていただく、と以前「近畿の古寺」という講義でききましたが、この日は門の中へはいれたんですね。

とってもいいお正月ですね。ほんと、石でありながらほっこりあたたかいです。

  • 20180125
  • てのりぱんだ ♦C/Rcg83E
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Re: “紋cafe”でいっぷく「石塔寺」

お夕様

お世話になっております。

良い所をご紹介下さりありがとうございます。ここも
風情がたっぷりの感です。
信長がいなければまだまだ見所のある寺院も存在
していたのかもしれないですね。

ご挨拶が大変遅くなりましたが本年もどうぞよろしくお願いいたします。

  • 20180126
  • どこかのだれか ♦-
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  • 編集 ]
Re: “紋cafe”でいっぷく「石塔寺」

先ほどは失礼いたしました。
名前を失念いたしました。
どこかのだれかは まさしでした。

  • 20180126
  • まさし ♦-
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  • 編集 ]
Re: “紋cafe”でいっぷく「石塔寺」

てのりぱんださま、コメントをいただきありがとうございます。

近江の国は古くから渡来人がたくさん移り住み、高い技術や文化を伝え広めていました。今でもあちこちに、百済に因む社寺があります。
そのいずれもが、風情がありロマンを感じます。
京都だと、観光客が大挙して訪れるでしょうが、滋賀県は概ね静かな佇まいです。

私はもっぱら、人気のない社寺めぐりばかりです。

  • 20180126
  • お夕 ♦L.trBOG6
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Re: “紋cafe”でいっぷく「石塔寺」

まさしさま、コメントをいただきありがとうございます。
こちらこそ、宜しくお願い致します。

信長に焼き払われた寺院は数知れず……。しかしながら、戦火を逃れるために、村人たちが仏像を田んぼや川底に隠し、今に伝えている寺もあります。また「ここから先にはお寺はございません。」と決死の覚悟で嘘をつき、寺を護ったという言い伝えもあります。村人たちの信仰の深さと、結束の固さに感じ入ります。
滋賀県には数多くのかくれ里があり、風情あるかくれ寺があります。
もし機会がございましたら、おいでくださいね。

  • 20180126
  • お夕 ♦wikz35BA
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