紋次郎気質

1972年、一世を風靡した中村敦夫演じる木枯し紋次郎。笹沢氏が生み出した紋次郎とを比較しながら、紋次郎の魅力に迫ります。

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紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」
*紋次郎が撮影されたロケ地や、原作に出てくる宿場や街道、峠などを紋次郎の影を求めて旅をしました。

鳥居本八幡宮は、観光地のメッカである嵯峨、嵐山の近くにありながら、誰も知らないような処にひっそり鎮座しています。
地図を見ても紹介されていないようなので、大体の見当をつけて嵯峨嵐山駅から歩いて出発。しかし方向音痴の私はもうこの時点で全く反対方向に歩き出し、結局スーパーの前におられた警備員さんに道を尋ねる始末。トホホ……先が思いやられます。
まず訪れたのは大覚寺。このお寺は時代劇のロケ地としてはあまりにも有名ということなので、敬意を表して一番に訪れました。

紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

格式高い立派な寺院で、どこを切り取っても時代劇に使えそうな処ばかりです。しかし、「木枯し紋次郎」の撮影地としてはあまり使われそうではありません。

紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

大沢池を一周しましたがなかなか風情があり、こちらもよく時代劇には使われています。
大覚寺を後にして、大本命の鳥居本八幡宮を目指します。山裾を西に向かいますが、この道を歩く人は一人もいません。「嵐山・高雄パークウェイ」に通じる道ですから、車は通りますが人っ子一人姿がなく、心細かったのですが歩きました。
30~40分ほど歩いたところで右側に小径のようなものが見え、縄跳びをしている女の子を発見。「第一村人、発見!」のような感覚でした。ひょいと目をやると、鳥居らしきモノが見えます。

紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

「えっ、ここがもしかして……?」と鳥居に近づきますと、足もとに石の標があります。「鳥居本八幡宮」と読み取れたときの感動……今も覚えています。
木造の古い鳥居をくぐり進みますと、鬱蒼とした森が続きます。石でできた鳥居をくぐり、見上げると舞殿が見えます。石段を上がって舞殿に到着。この地は第6話「大江戸の夜を走れ」でのロケ地です。舞殿には白い壁を美術さんが施し、祠のように仕上げています。この前で、白狐の源六とお小夜は紋次郎を待ち受けます。

紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

実際に舞殿から下を見下ろすと、燈籠や木々の間を縫って紋次郎が駆け上がってくる様が目に浮かびます。
(本ブログ第6話もご覧ください)
本殿から少し下がった所には竹林が広がっており、この地で殺陣のロケが行われました。今も竹林は残されており、手入れもされているようです。竹林は紋次郎作品の中ではかなり使われます。清廉な竹林を眺めるだけで、紋次郎の息遣いが聞こえてきそうです。

紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

半時間以上はこの地で感慨にふけっていましたが、誰一人この地を訪れる人はなく静けさの中、貴重な空間を独り占めでき幸せでした。

紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

私はこの地を2回訪れています。初めて訪れたのは2月。2回目は、8月でした。冬の京都は冷え込むのですが、この時は風が強いものの暖かい日でした。冬と夏……やはりこの地は冬に訪れる方が良さそうです。夏は湿気が多く、ヤブ蚊に悩まされました。
観光客はこの地を訪れることはないでしょうが、時代劇のロケ地としてはかなり有名で、今もよく撮影に来られているようです。こういう地が、これからもずっとその風情のまま残されることを願っています。


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Re: 紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

お夕さん、こんばんわ。

九州在住の者としては京都のお近くにお住まいなのが本当に羨ましいです。宝くじが当たったら京都に引っ越したいと願ってるぐらいですから!

嵐山は3度ほど駆け足で観光した事があります。紅葉の頃、天竜寺の裏手の清澄な竹林を見ながら大河内山荘、常寂光寺と徒歩で回った時の感銘は忘れません。そこから足を延ばせば鳥居本八幡宮に行けるのですね。

今日も家電量販店を廻ってきて、スカパーe2を見るには対応アンテナに交換する必要があるといわれました。昨日の説明とまた違うので???です。10月1日からアンテナと工事費が実質0円になるキャンペーンが始まるそうです。

ハイビジョン放送分はブルーレイにしか録画できないのでハイビジョン対応でもブルーレイレコーダーで無いとDVDにダビングしたら標準画質になるとの事でした。

  • 20090928
  • おみつ ♦aiP0wTO2
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Re: 紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

おみつさま、コメントをいただきありがとうございます。
宝くじが当たると良いですね。私は宝くじが当たったら、講演料をドッサリ積んで、敦夫様に講演をお願いしたいです。その時は、おみつさんもご招待したいと思います。(もちろん旅費込みで)

家電については、私は全くちんぷんかんぷんのお手上げ状態で、おみつさんのお役には立てそうにありません。

「紋次郎の影を追う」ではロケ現場訪問は数少ないのですが、(目印になるものがあまりなく、なかなか特定できないので)中山道の宿場はちょこちょこ訪ねていますので、また掲載したいと思っています。

  • 20090928
  • お夕 ♦wikz35BA
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Re: 紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

お夕様。こんばんは。
私もおみつ様と同じく、京都近郊にお住まいのお夕様がうらやましいです。実は、京都は大好きで多い時は年に三度も行っていました。年越しも何度かしました。嵯峨野の常寂光寺は特に好きで京都へ行く度に訪ねています。それなのにこの鳥居本八幡宮は全く知りませんでした。とても風情があって良いところですね。紋次郎には大覚寺や広沢の池のような華やかな所よりは、このような場所がぴったりですね。
私も紋次郎のDVDを観る為に、茶の間のテレビを買い替えました。今まで、パソコンでDVDを観ていたので、大きな画面で見たいと思ったからです。でも、自室のテレビままだアナログなので夜ゆっくり一人で見るために、ハイビジョン対応に買い替えようようかな・・。すごい紋次郎効果ですね。(*^_^*)

  • 20090928
  • sinnosuke ♦t3yPNyvc
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Re: 紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

sinnosukeさま、コメントをいただきありがとうございます。
鳥居本八幡宮は、どこにでもあるような「村のお宮さん」です。しかしながら、現代社会から隔絶されて、江戸時代から時が止まったような特別な場所です。
また京都においでになるときは、ぜひお立ち寄りください。できたら一人か二人がよろしいかと思います。大勢でワイワイ行くと、雰囲気が壊れますので……。(この場所に魅力を感じる一般の人は、そう多くはおられないと思いますが)
この場所に37年前、紋次郎がいたんだなあと思うと、感慨深いものがありました。(私はあくまでも、紋次郎は存在していると思っていますので)
これから秋が深まり、紋次郎の季節です。
どこかの旅行会社で、「紋次郎を訪ねるツアー」でも企画してくれないものかと真剣に思いますね。

  • 20090928
  • お夕 ♦wikz35BA
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Re: 紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

お夕様。こんばんは。
「紋次郎を訪ねるツアー」なんて素晴らしい企画でしょう!!もし、実現するような事があれば、私は絶対に参加しますよ!(*^_^*)個人でまわるのは大変ですものね。長野か群馬の旅行社が企画してくないかな・・。絶対に定員になると思いますね。紋次郎に熱い思いを抱き続けている人達は多いと思います。少々湿っぽい話になって恐縮ですが、私の場合は夫を亡くし、趣味を同じくする友人が周りにいないのです。夫は紋次郎ファンではありませんでしたが、寺院仏閣参りが好きでしたので、京都へ行くとレンタカーを借りて回りました。京都だったらタクシーの運転手が出来るかも・・なんて笑ったものです。やはり旅は趣味を同じくする人とで無いと面白くないですね。お互いに。実は、一昨年同級生たちと一泊二日の旅行の計画が持ち上がり、京都に行くことになり、女4人で出かけました。私は最高に楽しみにしていたのですが、到着するや否や、後悔!彼女たちは史跡めぐり等には関心を示さず、ひたすらお土産屋さんの梯子。常寂光寺や野々宮神社で一生懸命に私が無い知識を振り絞って説明しても、まったく聞いておらず、もう散々の思いをしましたよ。なんで京都選んだの??って感じでした。(;一_一)
本当にどこか企画してくれないですかね・・。

  • 20090929
  • sinnosuke ♦t3yPNyvc
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Re: 紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

sinnosukeさま、コメントをいただきありがとうございます。
このブログに訪問いただいている数少ない方々の中で、旅行会社関係の方がおられましたら、ご一考お願いします。(多分皆無かと思いますが)

旅は一人か二人が限度ですね。それ以上は、よほど目的意識が同じでないと実のないモノになってしまうでしょうねえ。

しかし私は、お藤さん顔負けの方向音痴ですので、独り旅だと二度と我が家に帰ってこられないおそれがあります(笑)。
ですからほとんど独り旅は無理です。(近場ならなんとかなりますが)憧れますけどね。

  • 20090929
  • お夕 ♦wikz35BA
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Re: 紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

お夕さん、こんばんは、私もこの7月に京都に行きましたが、鳥居本八幡宮には行かずでした。ここ結構重宝に使われているみたいですよね。第35話で「小博打しか打てねえ三下でござんすよ」とか言って頭を踏みつけにされたり、尻を蹴られたりって所も舞殿みたいですし、第37話の小平太のアジトも鳥居本みたいに見えます。京都には結構ムードのあるところがたくさんあるようですね。いまだに保存されているところすごいですね。時代劇の遺産の一つですよね。この鳥居本八幡宮の近くには竹林があるのですね。この辺の竹林も八幡宮が出てこないところでもよく使われているんでしょうね。次に京都に行くときは、ここまで足を延してみたいと思います。正直太秦の映画村にも行ったことないんです。一度行ってみたいと思っているのですが。

Re: 紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

八朔さま、コメントをいただきありがとうございます。
情報をありがとうございます。35話、37話、また観てみます。
流れ旅ということでロケ撮影が多く、ピッタリの場所を探すのは大変だったろうなあ、と思います。
今だとCG処理で、不都合なモノを消せますが当時は苦労されたことでしょう。
しかし今の映像を37年後に観て、ロケ現場を探そうという気にはならないでしょうねえ。
映像的には存在しても、CG映像なんですからどこを探してもない訳で……。味気ないですね。
比較的京都は、時代劇を撮影できる場所がまだ残されている方だと思います。
私の地元の堀端も、(京都ではありませんが)よく時代劇に使われています。
最近オシャレな都会の風景より、人気のない田舎や山野に心惹かれます。

  • 20091001
  • お夕 ♦wikz35BA
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Re: 紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

お夕様。こんばんは。
まさにドンピシャ!私も最近は田園風景とか昔の家屋とかに心惹かれます。紋次郎の魅力の一つに日本の原風景への郷愁のようなものもあるのではないでしょうか?やはり農耕民族のDNAだと思います。段々と畳や障子の美しさとか和の物に惹かれるようになりました。お夕様は樋口清之さんの「梅干しと日本刀」と言うのは読まれましたか?日本人が古来からいかに美意識に富み、優秀で、技工にすぐれていたか書かれています。(読まれていたらごめんね)これを読んで、日本人で良かったと思います。江戸時代には75人に一人が女郎だったとか、亭主が見下り判を出すのはまず不可能だった・・とか面白い話満載ですよ話がそれましたが、私も最近のCG
多様した映画やドラマはあまり好きではありません。何かアニメみているようで軽いし、情緒ないですよね。
紋次郎を何度も見て、その都度別の角度から見るのも面白いですね。私は何度見ても、紋次郎のカッコ良さに目を奪われてますが。(*^_^*)私も35と37話見てみます。

  • 20091002
  • sinnosuke ♦fqBcBcro
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Re: 紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

sinnosukeさま、いつもコメントをいただきありがとうございます。
「梅干しと日本刀」の情報ありがとうございます。未読です。興味深い内容のようですので、是非読んでみたいと思います。
今私が読んでいる本は、児玉幸多さんが書かれた「宿場と街道」です。読み始めると面白いので、最近睡眠不足です。
先ほど時専チャンネルで、敦夫さんのインタビューを観ました。今も若い頃も、やはりステキな方だと今更ですが思いますね。
番組内での「白壁荘」、懐かしいです。またいつか訪れたいところです。白壁荘は「湯煙に……」の舞台になった付近にある風情のある温泉宿です。常宿があるというのは、いいですね。憧れます。

  • 20091002
  • お夕 ♦wikz35BA
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Re: 紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

お夕様。こんばんは。
私もインタビュー見ました。本当にとても素敵な年齢の重ね方をされていますよね。日本人には珍しいと思います。紋次郎は中村氏にとって運命の出会いであったし、その後の名声を不動のものにした事に間違いはありませんが、反対に重すぎる?と感じたり、自身と重ね合わされる事への反発もあったように著書などからも感じます。「帰って来た木枯し紋次郎」が成功した時に、「これでやっと紋次郎を卒業できると思った」と言う中村氏の言葉がすべてを物語っているような気がしました。でも、どれほど年月を経てもこうして熱いファンがいる訳ですし、彼にとって大きな財産ですね。
「白壁壮」もお夕様は行かれたんですね。とても趣のある素敵なところですね。本当に静養したり執筆するには最適な環境のようですね。

「宿場と街道」早速注文しました。(笑)
又、面白い本があれば教えて下さいね。とうとう紋次郎のハイビジョン放送の為にテレビ買い換えましたよ。(笑)

  • 20091003
  • sinnosuke ♦jaI2r6P2
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Re: 紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

sinnosukeさま、こんばんは。

sinnosukeさんも、インタビューをご覧になったんですね。
金大中氏の放送の話は、興味深かったですね。損得を考えず、自分の信念を貫かれるところは、やはり紋次郎と重なるところを感じました。妥協をしない気骨のある方です。

山頭火の話をされていましたが、最近山頭火に興味を持たれておられるようで、防府にあるお墓参りもされたようです。仏教にも精通されていて、幅広い見識ぶりに「さすが知性派」と思います。

実は私も紹介いただいた「梅干しと日本刀」を注文したばかりで、sinnosukeさんのコメントを見てビックリしました。
ただし、テレビ買い換えまでには至ってはおりません(笑)。

  • 20091003
  • お夕 ♦wikz35BA
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Re: 紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

お夕様。こんばんは。
紋次郎と中村氏がまるで実在するかのように重なったひとつの要因に、紋次郎の精神性が中村氏の持つ知性にあると思うんですよね。やはり今までに無かった時代劇のヒーローです。中村氏は今仏教研究をされているそうなので、昨日の山頭火に結び付くのかな?チラッとそんな気がしました。
ちなみに山頭火が放浪の末に辿りついた終の住まいが私の地元にあります。地元でも山頭火関連の事はよく耳にします。が一草庵と言う、亡くなった場所には行った事がありません。(@_@。案外地元だとそんなものかも知れませんね。
中村氏が山頭火のお話をされていたので、少し嬉しかったです。

  • 20091004
  • sinnosuke ♦SYpZ2H2I
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Re: 紋次郎の影を追う 「京都ロケ地 鳥居本八幡宮」

sinnosukeさま、コメントをいただきありがとうございます。
私も敦夫さんの知性と反体制の精神がベースになって、中村紋次郎が確立されたんだと思います。生き方や内面性も、大きく役作りに影響しますね。

この夏再び、「鳥居本八幡宮」を訪れる機会を得まして、至福の時を過ごしてきました。
先日、オープニングと「水車は……」のロケ地の「藪田神社」にも行ってきました。
近々、記事を掲載しようと思っていますが、上手くまとめられず四苦八苦しています。
とにかくテンションが上がりすぎて、冷静に文章が書けない状態でして……。

「梅干と日本刀」、来ました。読み応えがありそうです。

  • 20091005
  • お夕 ♦wikz35BA
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