紋次郎気質

1972年、一世を風靡した中村敦夫演じる木枯し紋次郎。笹沢氏が生み出した紋次郎とを比較しながら、紋次郎の魅力に迫ります。

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“紋cafe”でいっぷく「乳頭温泉 鶴の湯 その2」

“紋cafe”でいっぷく「乳頭温泉 鶴の湯 その2」

“紋cafe”でいっぷく「乳頭温泉 鶴の湯 その2」
乳頭温泉には趣のある旅館が何軒かあるのですが、私が憧れていたのはこの「鶴の湯温泉」でした。いくつか棟に客室があるのですが、その中でも「本陣」と呼ばれる宿泊棟に一度は泊まりたいと思っていました。
お部屋はたった5部屋……鶴の湯さんに予約を入れる事自体なかなか難しく、その中でもこの本陣に空きがあるということは滅多にありません。今回の旅はコロナの流行が少しおさまっていた5月下旬だったのですが、まだ自粛ムードが残っていたことと、外国の観光客がいないということで、奇跡的に予約がとれました。

鶴の湯さんには一号館、二号館、三号館、新本陣、東本陣と宿泊棟があるのですが、なんといっても「本陣」が憧れの的です。

“紋cafe”でいっぷく「乳頭温泉 鶴の湯 その2」

写真の向かって左側にある茅葺屋根の長屋、これが本陣です。よく写真や映像で紹介されている、鶴の湯さんのシンボル的な建物です。

“紋cafe”でいっぷく「乳頭温泉 鶴の湯 その2」

この本陣は、二代目秋田藩主である佐竹義隆公が湯治に訪れた際に、警護の者が詰めた建物ということです。二代目藩主ですから江戸時前期、1630年ごろ。歴史の重みを感じます。茅葺は数十年ごとに葺き替えをされているということですが、保存されるのも大変だろうと思います。よくぞ今まで繋いでいただいたと、ありがたく感じます。この環境保存こそが「おもてなし」だと思います。

“紋cafe”でいっぷく「乳頭温泉 鶴の湯 その2」

お部屋は10畳ほどの広さで畳敷きです。道に面した窓からのみ外光が入りますので薄暗いのですが、それがまた風情があっていい感じです。
入ってすぐに囲炉裏があり、夕食時にはスタッフの方が火を入れてくださいます。

“紋cafe”でいっぷく「乳頭温泉 鶴の湯 その2」

その頭上には「ランプ」。油で火をともすランプです。部屋の奥には洗面所とトイレがあり、トイレはシャワートイレ!ちょっとびっくりですが今の世の中、すべて昔のままという訳にはいきませんしね。テレビはありませんが、コンセントやWi-Fiは使えますのでスマホは安心です。便利さの中で、昔を味わうスタイルなんですかね。江戸、明治、大正、昭和、平成、令和……すべての時代のエッセンスが少しずつ残されているような感じです。

“紋cafe”でいっぷく「乳頭温泉 鶴の湯 その2」

本陣での夕食は部屋食です。囲炉裏に火が入りますとお料理が運ばれてきます。厨房は結構離れていますので、道を歩いて運ぶのも大変だと思いますが、やはり囲炉裏端で郷土食をいただくというのは何よりの贅沢です。
ここの名物は「山の芋鍋」で、山菜や豚肉を入れた味噌仕立ての汁に山芋のつみれ団子が入ります。囲炉裏にかけた鍋からお椀によそっていただくなんて……まさに「日本昔話」の世界です。その他にはお蕎麦や岩魚の塩焼き、ホイル焼き、ごはんの揚げ団子あんかけ、いぶりがっこ等々、素材の良さがわかるお料理はほっこりとしたおいしさがありました。
「おいしい、おいしい!」と味わうことに夢中になって、写真に収める事をすっかり忘れていました。

“紋cafe”でいっぷく「乳頭温泉 鶴の湯 その2」

夜は静かでした。街の喧騒やせわしなく変動する世界から隔絶された桃源郷か、と錯覚するほどの場所でした。
あえて一つだけ「ウルサイな……」と感じたのは、壁一つ隔てた隣部屋のオッちゃんのいびきでした。これは今も昔もウルサイものです。


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Re: “紋cafe”でいっぷく「乳頭温泉 鶴の湯 その2」

お夕さま

お変わりなくお過ごしのご様子で安心致しました。

本当に温泉はいいですね。
和風が何より一番ですね。
洋風のホテルは何か性に合いません。

昨今はこういう温泉に浸かり自然に感謝できる機会がとりわけ大事に思えます。
TVがないのがまたいいですね。

古来の日本人はとにかく自然を壊さない生活を
していたのに今は真逆の生活をしているように
思えてなりません。

自然の中でのんびりゆったりすればストレスも取れ
いい考えも起きてきます。

私はよく登山で自然に触れておりますので本当に
気分が良いことが多くありがたいです。

自然に感謝を忘れずに生きたいと思います。

お元気で・・・

  • 20230114
  • まさし ♦-
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  • 編集 ]
Re: “紋cafe”でいっぷく「乳頭温泉 鶴の湯 その2」

まさしさま、コメントをいただきありがとうございます。

お返事が遅くなりまして申し訳ございません。

本当に温泉はいいですねえ。温泉に浸かると「ああ、日本に生まれて良かった……」とつくづく思います。

実は今週、富山の温泉宿を予約していたのですが、10年に一度の寒波に恐れをなしまして、断念いたしました。これも自然がなせる業ですね。

まさしさまも、お達者で……。

  • 20230122
  • お夕 ♦wikz35BA
  • URL
  • 編集 ]
Re: “紋cafe”でいっぷく「乳頭温泉 鶴の湯 その2」

今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願い致します。

佳き大晦日と、お正月を、お迎え願いいます。☆

  • 20231229
  • 荒野鷹虎 ♦-
  • URL
  • 編集 ]
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