紋次郎気質

1972年、一世を風靡した中村敦夫演じる木枯し紋次郎。笹沢氏が生み出した紋次郎とを比較しながら、紋次郎の魅力に迫ります。

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紋次郎の影を追う「暮坂峠」

紋次郎の影を追う「暮坂峠」

紋次郎の影を追う「暮坂峠」
*暮坂峠 標高1086メートル

暮坂峠……響きがいいですねえ、この名前。
昨年の春まだ浅い頃、草津温泉を訪れた翌日、足を伸ばしました。
暮坂峠と言いますと「暮坂峠への疾走」。
この作品は「木枯し紋次郎シリーズ」の先駆け的な五編を収録した「見返り峠の落日」(講談社)の中の一作品です。
中村氏がアキレス腱断裂のため、紋次郎が1ヶ月放映できなかった間、ピンチヒッターとして放映された一つです。

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紋次郎の影を追う「暮坂峠」

*峠にはかなり古いお地蔵様が……旅人を見守ってくださったのでしょう。

主人公は「竜舞の銀次」。ある女に頼まれて、処刑された国定忠治の首を盗み暮坂峠まで運ぶという話です。
当然裏切りとドンデン返しが待っているのですが……。
銀次役の天知茂さん、原作より貫禄がありましたねえ。
というより、よくぞ急遽の出演を承諾されたと思います。

紋次郎の作品の中では、「錦絵は十五夜に泣いた」で、記述があります。
この峠は、群馬県中之条町から六合村(くにむら)間で「日本ロマンティック街道」と名付けられたドライブコースがあります。
しかしその日は暗く曇っていて、とてもロマンティックとは言えず、どちらかというと陰鬱な道でした。
峠は広く開かれていて、牧水の像や詩碑やドライブイン風の茶屋もあるのですが、茶屋は閉店、峠には誰も人影がなく、寂しい限りでした。

紋次郎の影を追う「暮坂峠」



紋次郎の影を追う「暮坂峠」


峠のてっぺんは樹木が生い茂っていて、眼下の景色は見られませんでしたが、笹沢作品の寂寥感とリンクしていてよかったと思います。

紋次郎の影を追う「暮坂峠」

その後、峠を下りて六合村(くにむら)に行きました。「長英の隠れ湯」という言葉に惹かれたからです。
火災により獄舎から逃れた長英は、一時この村の医者、湯本家にかくまわれたそうです。
赤岩温泉という日帰り温泉施設に入りました。
後から調べてみますと、長英と紋次郎は殆ど同世代なんですね。
蛮社の獄が天保10年ですから、「錦絵は……」の頃。
まさに紋次郎がこのあたりを歩いていた頃なので、出会っていても不思議ではないんですよね。
紋次郎のシリーズには、実在した人との絡みもあるのですが、全く違う世界の人物と関わったらどんなドラマが生まれるのか、もし出会っていたら……と想像するのも楽しいですね。

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Re: 紋次郎の影を追う「暮坂峠」

暮坂峠は、母親の田舎が中之条町でしたので、子供の頃から、よく行ったトコです。若かりし頃バイクで草津に抜ける時通りました。

石屋の祖父が若山牧水の石柱を立てたと聞いてます。

「錦絵は……」を見た時に驚いたのを覚えてます。

遠路出掛けられたのですか?大変でしたね・・・

自分も京都にロケ地巡りに行きたいです。笑

  • 20140208
  • ビチ ♦-
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Re: 紋次郎の影を追う「暮坂峠」

ビチさま、コメントをいただきありがとうございます。

「暮坂峠」は次回、「暮坂峠への疾走」の舞台です。
周辺には、有名な温泉もたくさんありますね。再度、訪れたい場所のひとつです。
ビチさんにも、深いご縁がある場所なんですね。
バイクでの峠越え、かっこいいです。バイクだと、そこに流れる風も感じ取ることができますね。
私は暮坂峠で、深呼吸をしてきました。

  • 20140208
  • お夕 ♦wikz35BA
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Re: 紋次郎の影を追う「暮坂峠」

ご無沙汰しております、アチコチのロケ地巡り、羨ましい限りです。絵を見ると旅情にかられますねw

さて、先日親戚の不幸が重なり群馬へ出向きました、不埒ながら?

どうせならと、また暮坂峠に行って来ました。今回車で行ったのですが、劇中紋次郎が、急がないと

中之条まで行けないと。実際あの峠越えての道のりは

かなりあります、歩いての到着はキツイと?感じました。

時代設定から徒歩しかないのですが・・・。自分ならば無理(^^;

昨日また行ってきたのですが、草津は雪!!手前だったので助かりましたが、上州の空っ風は厳しいと思い知らされました。

サイト頑張って下さいね、では。

  • 20151228
  • ビチ ♦-
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Re: 紋次郎の影を追う「暮坂峠」

ビチさま、コメントをいただきありがとうございます。

お久しゅうございます。

「暮坂峠」……名前の響きがカッコイイですよね。
おっしゃる通り、暮坂峠までの道のりはかなりあります。
昔の人の健脚ぶりには脱帽です。

今回の旅では行けませんでしたが、「暮坂峠」と書かれた案内板を見ただけで、心がやはりザワつきました。

私が訪問したときの上州は小春日和で、大前田を散策したときは汗ばむほどでした。
空は抜けるように澄みきっていて、空気は乾燥していました。

上州はいい温泉がたくさんありますので、湯治でもしてゆっくりしたいです。

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